20畳のリビング・LDKでの暮らし方とは?快適レイアウトやインテリア選びのポイントを解説!
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マンション購入やリノベーションを検討する際、広々としたリビングでの暮らしをイメージする方も多いのではないでしょうか。本記事では、20畳のリビングやLDKのメリット・デメリットに加え、広い住空間を最大限に活用するためのアイデアや工夫をご紹介します。
目次
- 20畳のリビング・LDKに暮らすメリットとデメリット
- 20畳のリビング・LDKのレイアウトプラン
- 20畳のリビング・LDKにおすすめのインテリアと家具の配置
- 20畳のリビング・LDKにおすすめの設備と家電選び
- まとめ
20畳のリビング・LDKに暮らすメリットとデメリット
開放的で家族みんながのびのびと過ごせる20畳のリビング・LDK。20畳は、坪数に換算すると11坪、平米数ではおよそ36.5㎡です。広さの感覚は人それぞれですが、一般的に20畳以上あるリビングは大きな家具を置いても空間に余裕があり、心身共にゆとりのある暮らしが叶います。ゆとりのある暮らし方ができる一方で、広さゆえの難点もあります。ここではメリットとデメリットについて見ていきましょう。
メリット
20畳のリビング・LDKは、広さにゆとりがあるため、家族全員がそれぞれ好きなことをしながら過ごすことができます。大型家具を置いても圧迫感が少なく、自由度の高いレイアウトが楽しめます。リビング内に在宅ワークのスペースを確保したり、趣味のコーナーやリラックスエリアを設けることも可能です。
また、お子様がいる家庭やペットを飼っている方も、リビングが広ければ安心して見守れるというメリットもあります。開放感があり明るい雰囲気になりやすいことや、大人数の友人などを招いても窮屈さがなく対応のしやすさなど、それぞれの理想的な暮らしを叶える住空間として人気があります。
デメリット
20畳のリビング・LDKはゆとりがある分、光熱費がかさむ傾向にあります。広さに対応できる強力なエアコンが必要となり、特に夏や冬は室内を快適な温度に保つために消費電力が増えて光熱費が高くなりやすいです。
また、自由にレイアウトを楽しめる反面、家具やインテリアの配置が難しく、うまく整えないと部屋が味気なく見えてしまう可能性があります。
20畳のリビング・LDKのレイアウトプラン
20畳のリビング・LDKのレイアウトでは、家族の生活スタイルに合わせた動線の確保や家具やインテリアの配置がポイントになります。広さを活かしつつ、快適でかつ機能的な空間をつくるために、事例を参考にしながら理想のレイアウトを見つけていきましょう。
広い空間を活かすレイアウトの工夫
20畳のリビングやLDKの広いスペースを上手に活用するためには、家具を壁に沿って配置し、中央に動線を確保するのが効果的です。また、ゾーニングを活用するのもおすすめです。ゾーニングとは用途やテーマ別に空間を分け、どのように家具を配置するか考えることを意味します。家族の生活スタイルに合わせた機能的なエリアを設けることで、快適で調和の取れた空間をつくり出せます。統一感のある家具とカラーの組み合わせを意識することで、広さを活かした魅力的な空間を演出しやすくなります。
家族構成やライフスタイルに合わせた工夫
小さなお子様がいる家庭では安全性を考慮した遊び場スペースを確保しましょう。大人だけの住まいの場合はリラックスや仕事に集中できるスペースを重視するなど、それぞれの生活状況に合わせた空間づくりが可能です。
間仕切り家具を活用した空間を分ける工夫
広い空間のレイアウトを効率よく進めたい場合は、間仕切り家具を利用するのもおすすめです。たとえば、背の高くない収納棚を使用すれば、部屋を仕切りながらも視界は遮らない配置が可能です。棚自体が圧迫感を与えにくく、小物や雑貨を置ける点もメリットのひとつです。
折り畳み式の間仕切り家具を選べば、目的や必要性に応じた空間の使い分けがしやすくなります。使用しない際は簡単に収納できるため、より柔軟に部屋をアレンジできます。
キッチンとの動線設計
キッチンからダイニングテーブルへ料理を運びやすくする配置とリビングスペースへの動線を考慮することで、家事をしやすい環境が整えられます。さらに、適切な距離感と通路の広さを確保することで、小さなお子様や高齢者が安心して過ごせる住まいを実現しやすくなります。
20畳のリビング・LDKにおすすめのインテリアや家具の配置
20畳のリビング・LDKにおすすめのインテリアや家具の配置をご紹介します。家具の配置は動線を意識し、奥行き感を演出することで居心地のよい空間をつくることができます。また、統一感を保つために色味や素材をそろえ、ラグや観葉植物でアクセントを加えるのも効果的です。照明選びにもこだわり、間接照明や調光可能な灯りで空間の雰囲気を変えるのもおすすめです。
家具の選び方と配置のアイデア
20畳のリビング・LDKでは、家具選びや配置を工夫することがポイントです。空間を有効活用しながら、家族の生活シーンに合わせ、過ごしやすい環境を整えましょう。
おすすめのソファ配置アイデア
ソファの置き方は、リビングの雰囲気や過ごし方を決めるポイントのひとつです。たとえばL字型のソファを部屋の中心に置けばリラックス感のあるリビングになり、また、空間の仕切りとしても機能します。広さを最大限に活用するなら壁際や部屋の角に合わせて配置し、家族の暮らしに合うレイアウトを検討してみてはいかががでしょうか。
おすすめのテレビ配置アイデア
テレビの配置位置も、リビングの雰囲気や過ごし方を決めるポイントのひとつとなります。まずは、テレビを見て過ごす時間は長いのか、テレビはあまり見ずに家族と団欒するのか、など普段の暮らしを振り返ってみましょう。
テレビを設置する場合、テレビボードが以外に大きく幅を取ってしまう場合は壁付けに設置することで視覚的な広がりを演出し、大画面のテレビでも圧迫感が軽減できます。最近では、テレビを持たずプロジェクターを活用する人も増えています。障害物のない壁や天井や、スクリーンに映像を映し出すことで省スペースでかつ、大きく映像を見ることもできます。
また、ソファやテレビの位置はリビング内の動線を確保するうえで重要なポイントとなります。ソファとテレビの配置関係は目線の高さに注意し、快適に見られる角度を確保することが大切です。人の移動がスムーズになることでリビング全体の使い勝手が向上します。ぜひご自身のライフスタイルや好みに合わせて検討をしてみてください。
家具・インテリアのコーディネートのポイント
20畳のリビング・LDKでは、家具のサイズを空間のバランスに合わせて選び、部屋全体のテーマに調和するようなアイテムでコーディネートするとよいでしょう。また、家族構成や暮らし方を踏まえた家具選びも、快適性と飽きのこないデザインを実現する大切なポイントです。
観葉植物やラグで統一感を演出
観葉植物やラグを巧みに組み合わせることで、部屋の雰囲気に統一感をもたらし、自然な温かみや癒しのある空間をつくり出すことができます。
観葉植物の持つ緑色とラグの色や素材が調和すると視覚的な安定感が生まれ、リラックスできる環境が強調されます。たとえば、ナチュラルカラーのラグに背の高いモンステラや小型のポトスを取り合わせると、視覚的なバランスと居心地のよい雰囲気を得られます。
また、適切なサイズとデザインのラグを選ぶことで、家具配置をより洗練させるだけでなく、観葉植物の存在感を高めることも可能です。
主役となる家具・インテリアの取り入れ方
一点主役となる家具やインテリアを取り入れることで空間が引き締まり、雰囲気を演出することができます。
特に高級家具は優れたデザイン性、質感、そして存在感により、空間を豪華で洗練された雰囲気に高めてくれます。たとえば、大理石の天板を使用したダイニングテーブルやレザーソファを配置すれば、手触りでも高級感を楽しむことが可能です。
予算が限られている場合でも、お気に入りの一点を主役に取り入れることにより、愛着の持てるリビング・LDKを実現できます。ライフスタイルやご予算に合わせて、ぜひ検討してみてください。
カラーカラーコーディネートや照明を使った空間づくり
カラーコーディネートと照明は空間の印象や機能性を左右する要素です。20畳のリビングやLDKでの活かし方を見ていきましょう。
カラーコーディネートで空間に統一感を
カラーコーディネートは、リビング空間全体に調和と統一感をもたらします。色彩は心理的な印象に大きく影響し、空間のまとまりや好みの雰囲気を演出してくれます。
たとえば、ナチュラルな木目調の家具をベースに、クッションや小物に暖色系を取り入れると心地よく温かみのある一体感を演出することができます。
照明の工夫でおしゃれな空間を演出
照明を工夫することでリビングやLDKの空間におしゃれな雰囲気と機能性の両方をかなえることができます。光の色や配置は部屋全体のトーンや使い勝手に影響を与え、住みやすい魅力的な空間をつくり出します。
20畳の広いリビング・LDKでは、高低差や立体感を生む照明をバランスよく配置することがポイントです。たとえば、吊り下げ型のペンダントライトのように空間の上部から照らす照明や、床置き型のフロアランプのように目線の位置から照らす照明や、棚などに置くタイプのテーブルランプのように陰影が欲しい部分に部分的に照らす照明などを組み合わせて、光の演出をコーディネートしてみてください。
20畳のリビング・LDKにおすすめの設備と家電選び
20畳の広いリビング・LDKでは、設備や家電の選び方次第で快適さが左右されます。選び方のポイントをご紹介します。
エアコン・暖房器具の選び方と補助暖房器具の選択肢
20畳のリビング・LDKはゆとりがある分、広さに対応できる強力なエアコンが必要となり、特に夏や冬は室内を快適な温度に保つために消費電力が増えて光熱費が高くなりやすいため、快適に過ごすためには、広さに対応した空調設備が必要です。
広い空間を効率的に快適な温度に保つには、対応畳数を確認しながらエアコンや暖房器具を選びましょう。また、設置場所の選び方や補助暖房器具と組み合わせることで効率的に快適な環境をつくることができます。
さらに、エアコンに加えて、補助暖房器具を活用するのも有効です。セラミックヒーターや石油ストーブなど、適切な暖房器具を選定すれば、快適な環境を保ちながら省エネルギーと節約を両立も可能になります。
また、断熱性能が高いお部屋であれば過剰な電力を使わずとも、快適に過ごすことができます。断熱性能は壁や窓、天井、床などの断熱材の性能によって決まります。断熱性能は、住宅性能表示で確認できますので、現在マンションをお持ちの方やこれからマンションを購入する方は不動産会社や管理会社などの専門家に確認したり、リノベーションを検討される方は断熱材を入れることでの効果を設計士や不動産担当に相談してみてください。
省エネで快適なLED照明と調整機能
省エネ性能に優れたLED照明は、20畳の広いリビング・LDKにおいて電気代の節約と均一な照明効果を提供します。LED照明は長寿命であり、従来の白熱電球に比べ消費電力が少なく、経済的で環境負荷も少ないです。調光機能付きのLED照明を使用すると、時間帯や用途に応じて光の強さや色温度を調整でき、より快適な空間を演出できます。
まとめ
20畳のリビング・LDKは、広さを活かした自由なレイアウトやインテリアの選定が可能で、多様なライフスタイルに対応します。これから20畳のリビングやLDKを計画されている方は、自分や家族に合った空間づくりを進めてみてください。さらに詳しい情報や専門的なアドバイスが必要な場合は、関連サイトや専門家に相談するのもおすすめです。
いえらぶ編集部
全国15,000社の不動産会社の業務支援をする中で得たノウハウを日々発信中。
おもに、不動産(賃貸・購入・売却)や税金・法令といった暮らしに関わる記事を執筆しています。
https://ielove-cloud.jp/
筆者
リノベる。JOURNAL編集部
物件探しからアフターサービスまで、リノベーションに関わることを一社完結のワンストップで手掛ける「リノベる。」
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