【インテリアインタビュー】理想の暮らしがモチベーションに。 憧れ家具と育む私らしい暮らし

ひとり暮らしだからこそできる、 お部屋のすべてに自分を反映させる家づくり。 
今回ご紹介するのはリノベーションとともにお家の家具を一新して、お気に入りに囲まれた暮ら 
しを実現されたお客様。 
リノベーションとインテリアについてお話をおうかがいしました。 

20代で住宅購入を決めたワケ

東京都世田谷区。 人気路線の各駅停車が停まる駅から徒歩7分。5つの窓からの抜けた眺望が気持 
ちいい中層階のお部屋にお住まいのN様。 
おうちづくりへの情熱が芽生えたのは子供の頃だったといいます。 

N様: 
「子供の頃から間取りを見たりするのが好きで、いつかリノベーションしたいと思っていまし 
た。
ここは物件探しの時に3軒見た内のひとつで、角部屋だったことと、見晴らしの良さで内見してすぐに決めました」 

20代 ひとり暮らしでかなり思い切りのいい決断をされたN様。おうちを買おうと思われたきっ かけはなんだったのでしょうか? 

N様: 
「人生の大きな転機があって、『やりたいことをやっておきたい』 と思ったのが、家の購入に向け 
て行動する大きなモチベーションになりました。 
馴染みのないエリアだったんですが、 電車だけでなくバスも便利でお出かけしやすいです」

ひとり暮らしの今だからこそ全部自分のお気に入りに 

内装とインテリアのテイストは、どのように決めていったのでしょうか? 

N様: 
「内装に関してもともと好きなテイストがいくつかあって。 LDK・キッチン・洗面所など場所ご 
とに画像を集めて、デザイナーさんに共有しました。 
少しパラけていたテイストを、デザイナーさんに相談しながら一番やりたいイメージに絞ってい 
った感じです」 

北欧家具もいくつか置かれていますが、北欧っぽいイメージだったのでしょうか? 

N様: 
「北欧というより、 『生活感のないちょっといいホテルに泊まっている感じ』 が実現したかったイ 
メージです。 
ホテルステイを軸にしたら、奇抜なデザインや色のものは違うなと思って。 結果として落ち着い 
た雰囲気にまとまっていきました」 

マイホームを持ったら、絶対買いたいと思っていた家具がおありだったと聞きました。 

N様: 
「CONRAN SHOPのオリジナルソファとYチェアは絶対に買いたいと思っていました。 
打ち合わせの前に、 インテリアコーディネーターの伊藤さんに購入したい家具の写真を送って、 
ソファはアクセントとして色を入れたい、ということもお伝えしました。 

他にも、 ダイニングテーブルやベッドフレーム マットレスなど当初検討していたものを一式送っ 
たと思います。 

せっかくイチからおうちをつくるので、自分の好きなものを置いてこだわりたい気持ちがあっ 
て。 新しい家での生活がスタートする時に置く家具は、部屋に合ういいものにしようと決めてた 
んです」 

Yチェアはどんなところに惹かれたんですか? 

N様: 
「リノベーションするにあたって理想の部屋のイメージを探しているとき、 自分が素敵だなと思う 
お部屋の共通点にYチェアがあったんです。 それで、このチェアが好きなんだなぁと実感したこと 
がきっかけです。 

部屋にも馴染み、 曲線が美しく、 一緒に歳をとっていける飽きのこないデザインに惹かれていま 
す」 

家具が暮らしをつくってくれる 

憧れの家具との暮らしは、いかがですか? 

N様: 
「ソファは本当に座り心地が良くて、色も気に入っています。 ほっとひと息つける一番のお気に 
入りです。 ソファはダラッとしていい場所にしています。 

ダイニングは少しちゃんとする場所という気がしていて、ずっと憧れていたYチェアの効果もある 
かもしれませんね」 



ホテルステイのコンセプト通りお部屋をすっきり保つコツなどあれば教えていただきたいです。
 
N様: 
「今日は撮影のためにお掃除しました(笑)。 

ただ『毎日がホテルステイ』っていうコンセプトを設定したことで、生活感が出すぎないよう 
『物を増やさない・片付ける』ことを自然と意識できている気がします。 

違う家具だったら。 暮らしがだらしなくなっていたかもしれません。 家具が理想の暮らしをサポ 
ートしてくれている感じはあります」 

叶えたいイメージのその先へ

ブラケット照明を壁に取り付けたり、カーテンを窓枠の少し上ではなく天井に取り付けたりと、リノベーション工事と絡めたインテリアの導入をされていると思います。

インテリアコーディネーターからご提案させていただいたのでしょうか？

N様：
「玄関と洗面のブラケット照明（new light pottery）は、デザイナーさんから教えてもらいました。ウェブサイトを見て「これは入れざるを得ない」と思って（笑）アクセントになるかなと思って玄関と洗面スペースに。

トイレのペンダントライトやウッドブラインド、カーテンはインテリアコーディネーターの伊藤さんから提案をもらいました。

トイレはダウンライトだけじゃさみしいかなと思ったんですが、結果ペンダントライトだけにしました。明るくなくていい場所なので」

N様：
「白のウッドブラインドは、アルミブラインドより無垢のフローリング、ダイニングテーブルなどの木素材にマッチするかなと思って選びました。

見比べないとわかりづらいんですが、ロールスクリーンは少しピンクがかった色味になっています。
伊藤さんが『真っ白じゃないほうがいいですよ』と提案してくれました」

伊藤さんにはもともと買いたいと思っていた家具の一覧を送ったんですが、叶えたいイメージを汲み取って提案してもらえて嬉しかったです。家具は好きなんですけど、自分で完璧にコーディネートするのはムリだと思っていたので。

私の場合、部屋のイメージは決まっていたので、具体的にどの家具を買ったら自分のイメージが実現できるか、アドバイスをもらった感じです」

集まって広がるくつろぎ

インテリアの予算はどんな風に検討されたんですか？

N様：
「リノベーションをする前からCONRAN SHOPのソファやYチェアなどを見ていたので、自分がステキだなと思うインテリアの価格帯はなんとなくわかっていました。

最終的に当初の予算を少し超えてしまったんですけど、今後引っ越しするときも持っていきたい家具と暮らせて満足しています」

リノベーション後の暮らしの変化があれば教えてください。

N様：
「リノベーションしてから友達がよく遊びに来てくれるようになりました。少し遠くても遊びに来てくれて、『居心地いいね』とくつろいでくれるのが嬉しいです。
一緒に料理をしたり、ワインを飲んだりして楽しんでいます」

好みのイメージからゆずれないこだわりを抽出して、コンセプトを決めたらそこを軸に内装もインテリアも選択していく。
叶えたいイメージはぶらさず、具体的な購入アイテムはインテリアコーディネーターの提案に乗ってみる、という柔軟な発想がとてもステキでした。
N様、たっぷりお話聞かせていただきありがとうございました。

偏愛アイテム紹介 

デザイナー: ハンスJ. ウェグナー 
商品名: CH24 Yチェア 
デンマーク出身のデザイナー、ハンスJ. ウェグナーがデザインした名作家具。 
完成までに必要な製作工程は100以上に及び、そのほとんどが職人の手を通してつくられていま 
す。 

N様邸のインテリア 
◆高野木工 プレーンベンチ:ホワイトオーク 
◆高野木工 : マークベッド ワイドダブル:ホワイトオーク 

N様邸のインテリアコーディネーター 

伊藤 千鶴 
インテリア業界歴約20年のプロフェッショナル。
インテリアショップでの店長及びVMD経験を経て、フリーランスへ転身。店舗VMD及びMD (PB開発等)など雑貨販売に企画から携わる。「より暮らしに根付いたインテリアの提案がしたい」という想いから、空間とインテリアを一緒につくることができるリノベるへ。 
3人の子育てをしながら、課長としてリノべるのお客様のインテリアに関わる。 

趣味はキャンプ、 間取り遊び、写真、 料理 
得意なインテリアテイストは、ホテルライク、ジャパンディ、ビンテージ、北欧系など