結婚、出産、子供の成長と独立など、ライフステージによって家族の状況は変化していくもの。人生において長い時間を過ごす「家」は、その時々にいちばんふさわしい形であることが理想です。
今回は将来を見据えて設計されたリノベーション事例を例にあげて、ライフスタイルが変化しても快適に過ごせる家づくりのアイデアをご紹介します。
目次
- あらかじめ2つのドアを設けておく
- 「可動間仕切り」でフレキシブルな空間に
- 壁をたてず「カーテン」で仕切れるように
- 個室へのプチリフォームを見越して「小上がり」を用意
- リビングに「余白」を残した間取り
- 家族の「将来」を見越して、長く愛せる住まいを
1. あらかじめ2つのドアを設けておく
フリールームは、将来の子供部屋
天然木の建具を活かした、ヴィンテージテイストのお住まい。玄関を入ってすぐ左には、ダークグリーンとブルー、2つのドアが並んでいます。
2つのドアは別々の部屋につながる入口かと思いきや、実は、開けると同じお部屋につながっています。現在は一続きのフリールームになっていますが、将来お子様ができたときに室内を仕切って二部屋にできるように設計したのだそうです。
お住まいのアクセントにもなってくれる2色のドア。将来はどんなお部屋に変身するのか、楽しみですね。
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https://www.renoveru.jp/renovation/205
引き戸を活かした、開放的なオープンスペース
広々とした子供部屋で仲良く鬼ごっこを楽しむ、2人のお子様。現在は一続きになっている子供部屋は、おふたりが大きくなったときにそれぞれの個室に分けられるよう、将来を考えて設計されています。
引き戸を採用しているのもポイントです。写真のように、扉を開け放すと開放的なオープンスペースに、扉を閉めると落ち着いた空間に早変わり。元気いっぱい遊べる子供部屋から、しっかりとプライベートを保てる子供部屋まで、家族のライフステージに寄り添って変化が可能なお住まいになっています。
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https://www.renoveru.jp/renovation/136
2. 「可動間仕切り」でフレキシブルな空間に
子供がやんちゃになれる空間
「子供たちをもっと自由にのびのびと育てたい」という想いからスタートした、4人家族のお住まいづくり。子供部屋は、将来的に二部屋に分けて使えるよう、真ん中に「可動間仕切り」を設けています。
リビングには寝室や子供部屋を通らずにアクセスできるので、ゲストを招いたときも安心。プライベートな空間とオープンな空間を両立した、賢い間取りです。
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https://www.renoveru.jp/renovation/179
3. 壁をたてず「カーテン」で仕切れるように
下がり壁をつくって、個室感をアップ
「素材を活かした空間づくり」をテーマとしてスタートした、約60㎡の事例です。ご夫婦のご要望は広いLDK、寝室、そして将来の子供部屋(下記間取り図では「予備室」)。2LDKの間取りで広いリビングを実現するため、各部屋の折り合いをどのように付けていくかが課題でした。
その結果、寝室は最小限の大きさにし、ウォークインクローゼットを確保。LDKの一部に下がり壁をつくり、カーテンで仕切れる将来の子供部屋をレイアウトしました。ご夫婦おふたりで過ごすときは広々としたリビングを楽しみ、お子様ができたときは子供部屋を用意することができる、家族に合わせて変化が可能なお住まいです。
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https://www.renoveru.jp/renovation/84
4. 個室へのプチリフォームを見越して「小上がり」を用意
半個室になった小上がりを、いずれは個室に
「子供の姿がいつでも目に入るような間取りにしたい」という奥様のご希望から、リビング内に子供部屋を設置した事例です。『ちびっこハンバーガー屋さん』をテーマにした子供部屋は、ペンキのついた足場板が用いられ、お住まい全体のアクセントになっています。
床下は、高さを活かして収納スぺースに。子供の工作やおもちゃ、季節用品など、何かと重宝しそうです。
子供部屋の壁は、現在のところ上半分が開いた状態になっていますが、お子様の成長にあわせて、将来的には天井まで伸ばす予定なのだそう。室内にはデザイナーによるペイント壁画が描かれ、遊び心がいっぱいです。小さいときはいつでも家族の気配が感じられるように、大きくなったら子供のプライベートを大事にできるように……そんなご家族の想いが感じられる事例です。
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https://www.renoveru.jp/renovation/204
ワークスペースのある小上がりは、将来の子供部屋
ファッション関係のお仕事をされているご夫婦とお子様が暮らすお住まいは「シンプル&リラックス」がコンセプト。リビングの一角にはキッズスペースとして小上がりが設けられ、外の光と風を感じながら、家族の時間を楽しむことができます。
奥様が料理をしながらお子様を見守れるよう、キッズスペースはキッチンから見える位置に配置。今はオープンになっている小上がりは、将来的には壁をつくり、個室にする予定なのだそう。
壁に造りつけたデスクスペースは、いずれはお子様の勉強机になるのでしょうか。家族の将来が楽しみになる、安らぎの空間ができあがりました。
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https://www.renoveru.jp/renovation/156
5. リビングに「余白」を残した間取り
子供の成長とともに、未来をデザインしていく
広々としたリビングが印象的なこちらの事例。3歳のお子様がいらっしゃるご夫婦が重視したのは、「家族の将来を見越した間取り」です。
小さい間はのびのびと遊んで過ごせるように、大きくなって個室が必要になったときは子供部屋をつくることができるように……そんな想いを込めて、リビングにあえて余白を残しています。
キッチンの位置は、将来、子供部屋をつくることを考えてじっくりと検討したのだそう。どんな子供部屋にしたいかご主人に伺ったところ、「基本的にはシングルベッドと机が置けるように……と考えていますが、いずれ子どもが巣立ったあと、夫婦2人になってからの暮らしも見据えたいと思っています」とのこと。
「後に書斎として使えるように、造作で書棚を設けようかな」「子供が大きくなって家族連れで帰省してきた時に、寝るスペースは足りるかな」など、リノベる。の事例を見ながら、日々想像を膨らませているそうです。
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https://www.renoveru.jp/renovation/221
家族の「将来」を見越して、長く愛せる住まいを
「将来の子供部屋」アイデア、楽しんでいただけましたか。現在の家族構成やライフスタイルに合わせながら、将来の変化を視野に入れた設計ができるのは、リノベーションならではのメリット。
大切な家族と一緒に過ごす場所だからこそ、将来も快適に過ごすための工夫を取り入れ、長く愛せる住まいを実現してくださいね。
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