娘のつむぎちゃんとのほっこりエピソード漫画がInstagramで大人気の「つむぱぱ」さん。
実はリノベる。と一緒にリノベーションをおこなっています。ヴィンテージ感のある素材をふんだんに使ったリビングや広いバルコニー。素敵なマイホームを手に入れるまでの道のり=旅をお届けします。
つむぎちゃんが生まれる前の前日譚、「中古を買ってリノベーション」が何となくわかる『つむぱぱマイホームジャーニー』は全10回。毎週月曜と金曜に配信です。読み終わる頃には、愛と希望と勇気が湧くこと間違いなし!
年末に悲しいエンディングとなりました‥‥新年初の今回は、つむぱぱさんがパワーアップして復活!
第五話|ついに、家を買う。
(前回のおさらい)ハッと気付かされた妻の言葉。確かに、そうだった。
僕は買う気があるのか? その覚悟を持って行ってるのか?
これまでの人生で測れないスケールの買い物だから、実感が湧かないまま流れに身を任せてここまで来たけれど、今思えば、買う覚悟ができていなかったのだと思う。
多分だけれど、物件探しで心が折れて諦める人と、実際に物件を買ってリノベーションまでする人は、いい物件が見つかったかどうかの違いではなく、「買う覚悟で探しているかどうか」の違いしかないんじゃないかと思っている。
実を言うと、僕はもう一歩のところで、心が折れるところだった。覚悟がないまま、だらだらと探していた僕だったが、本気で探す覚悟を妻に問われ、目が覚めた。
その日を境に、僕は、気に入ったら買うぞという意気込みで物件を探すようになった。
やっと覚悟ができてからの物件探しは、割とスムーズだった。
条件が合わずに見つからなければ、エリアを広げたり、築年数の条件を変えたり、譲りたくないものと、譲ってもいいものを判断しながら、少しづつ、ベストなバランスを探していった。
最終的に物件を決めるわけだけれど、物件探しは、結婚に似ているなと思う。
共通点は、長い人生でずっと付き合っていくということ。
「なんとなくこの人と結婚しそう」という、なんの根拠もない気持ちだけで結婚したけど、案外、僕はそういう理屈じゃない感覚を信じているところがあり、実際、正しかったことが多い。最初はいろいろと条件で考えるけれど、つまるところ、最後はフィーリングだったりする。
僕たちが最後に出会った物件も、それに似た感覚だったのを覚えている。
「なんかここに住む気がする」というか、ここに自分たちが住んで楽しく暮らしているイメージが湧いた物件だった。
その物件は、16階建ての15階部分。
都内なのにバルコニーからの見晴らしが最高に良くて、晴れの日は富士山も見える。
ちょうど賃貸として貸し出されていた契約が終わって、売りに出されたところだった。
売りに出されてすぐだったが、すでに1、2組買い手候補が現れていた。
松田聖子的に言えばビビビッときた僕は、内見の日に即決した。
肩の荷が少し降りてほっとした気持ちもつかの間、ここからようやくスタートである。デザインをして、施工をしてゆく。 (つづく)
リノベ済み物件のほうが見学の時にテンション上がるんだけど、どうせ解体するのだから、実は内装がボロボロの方が好都合。ボロボロ物件を買う覚悟。これが、第二段階の覚悟かなと思います。とにかく、物件は体感すべしです。
目に見えるボロボロだけじゃなくて、「空気感」みたいな感覚的なものも大切だから。(つむぱぱ)
物件探しは結婚に似てる。うまいこと言うなあ、つむぱぱさん。会ってみたら「一目ぼれ」ということもあるもんね。リノベる。では、リノベに適した物件をプロが見定めてくれるので安心。一目ぼれしたら、ためらうことなかれ。こちらの体験談はとても参考になります。(シカ)