娘のつむぎちゃんとのほっこりエピソード漫画がInstagramで大人気の「つむぱぱ」さん。
実はリノベる。と一緒にリノベーションをおこなっています。ヴィンテージ感のある素材をふんだんに使ったリビングや広いバルコニー。素敵なマイホムを手に入れるまーでの道のり=旅をお届けします。
つむぎちゃんが生まれる前の前日譚、「中古を買ってリノベーション」が何となくわかる『つむぱぱマイホームジャーニー』は全10回。毎週月曜と金曜に配信です。読み終わる頃には、愛と希望と勇気が湧くこと間違いなし!
デザイナーさん(設計担当)を味方につけたつむぱぱさん、理想のおうちにまっしぐらです。
第六話|でしゃばるくらいでちょうどいい。
物件が決まり、ここで初めて、担当のデザイナーさんと対面する。物腰のやわらかい、センスの良さそうなデザイナーさんだったので安心した。
あれこれとイメージを伝えて、数週間後、そのイメージに基づいて図面などを起こしたものを説明してもらう。
言葉だけで、すべてを正確に伝えるのは、難しいんだ。それをとても感じた。
僕には、完成のイメージがあった。物件が決まってから何日も、新しく始まる生活をずっと思い描いてきたからだ。そのイメージのディティールまで、言葉だけで詳細に伝えることが本当に難しかった。提案されたものは全然悪くないんだけど、自分が理想とするイメージとのズレを言葉で埋めるのはできなそう。そう感じた僕は仕事柄、自分のイメージをかたちにした方が早いのではと思いついた。
大変失礼なことをしているのは重々承知しつつ、イメージ図をつくり、実に迷惑な逆提案をしてみた。その時に僕がつくったイメージがこちら。
「こういうことをされたのは、初めてです‥‥」と、ものすごく最初は戸惑っていたけれど、やってよかった。やっぱり、一生に一度の買い物だから、徹底して自分の理想を詰め込みたい。だから、でしゃばるくらいでちょうどいいんだと思う。
自分自身でイメージ図までつくる人はあまりいないけど、いいなあと思う写真の雑誌の切り抜きをしたり、好きな家の写真をたくさん撮って共有したり、設計の人にイメージを伝えるための努力は最大限したほうが絶対にいい。
結果、理想のゴールに必ず近づくし、相手はプロなので、こちらの熱意がちゃんと伝わって「この人の期待に応えたい」と頑張ってくれる(気がするから)。
そこからは、自分がつくったイメージを元に図面化してもらい、より具体的になってゆく。(つづく)
最終的にどんなトーンになるのか、図面ではわからない。僕の場合、壁や床の素材から間取りを検討したかった。
一番イメージが明確だったキッチンからスタートしたけど、意外にも「廊下部分」が大変だった。ヴィンテージ感のあるドアを廊下脇につくりたいと思うものの、全然バランスが取れなくて、ひと苦労だった。とにかく、設計さんに伝わって本当によかった。(つむぱぱ)
伝え方は人それぞれだけど、WEBで見た画像や雑誌の切り抜きでもいいので目に見えるイメージを共有することは大切。最後は設計さんが、お部屋全体を「その人らしく」上手にまとめてくれるから安心。まずは、リノベーション事例やショールームを見てみるとアイデアが浮かぶかも!(シカ)