サンフランシスコ発。【ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前】の魅力

サンフランシスコ発。【ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前】の魅力

東京でいま大人気のチョコレート店といえば、サンフランシスコ発祥の『ダンデライオン・チョコレート』。チョコレート界のサードウェーブとも呼ばれ、2016年2月、蔵前に海外1号店がオープンしてから、店内は連日多くの人でにぎわっています。今回は蔵前店のスタッフさんに、その魅力をたっぷりとご紹介していただきました。

「Bean to Bar」のチョコレートが生まれる場所。

店の外からも見える、カフェを併設したファクトリー

dsc00388

国際通りにある文房具店『カキモリ』の角を一本入ると、精華公園があります。春うらら、公園でのんびりもいいな…と思っていると、公園の正面に何やらおしゃれな建物が。ガラス張りの店内左手には工場があり、カカオ豆をスタッフさんが一粒ずつ手で選別しています。

「ダンデライオン・チョコレートのソーシング(カカオ豆の調達)担当者が世界中を飛び回って、その年で一番良いカカオ豆を買い付けています。」

このお店では、ファクトリーで豆の選別から、ロースティング(焙煎)、 メランジング、テンパリング、成型、そしてラッピングまでを行っています。このような一貫製造のことを「Bean to Bar (カカオ豆から板チョコになるまで)」といいます。

「最初驚いたんですが、カカオ豆ときび砂糖だけで作っているのに、賞味期限は製造から1年なんです。」

ピュアなカカオの味わいをこれだけ長く楽しめるなんて、まるで夢のようなチョコレートです。

包材の倉庫が、リノベーションで生まれ変わった

dsc00377

ダンデライオン・チョコレートはサンフランシスコ発祥のお店で、日本ではここ蔵前が初出店。もとは包材の倉庫だった場所をリノベーションで見事な店鋪に生まれ変わらせました。現在では、鎌倉と伊勢外宮前にもお店があります。

いつ来ても、とても楽しそうに働いているスタッフの方たち。ファッションセンスもよくて素敵ですねとお伝えしたら、こう教えてくれました。

「ダンデライオン・チョコレートでは、スタッフが気持ちよく働ける環境をまず大事にしているんです。スタッフの気持ちは、必ずお客様にも伝わりますから。」

オープンから数年で多くのファンを虜にしているのは、こんなところにも秘密があったようです。

ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前の楽しみ方

その1:ショップ

dsc00379-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

店内には手間暇かけて作られた、とっておきの板チョコがずらりと並んでいます。注目してほしいのは、表ラベル左下に書いてある「ロースト プロファイル」。この部分には、スタッフの名前が記載されています。ダンデライオン・チョコレートでは、カカオ豆からチョコレートにする際に、ローストの温度や時間を調整し、味の方向性を決め、その豆の魅力を引き出す「ローストプロファイラー」を選出します。それが、「ローストプロファイル」に記載されているスタッフです。

「ローストプロファイラーはファクトリーで働いているので、ぜひ声をかけてみてください。試食をして、お気に入りのバーを探していただくのがおすすめです。」

ここで一つ、豆知識をご紹介。チョコレートの包装は、金色のインクを使用しているのがサンフランシスコ製、銀色のインクを使用しているのが蔵前製です。両方とも素敵なので、どちらにしようか悩んでしまいますね。

その2:カフェ

dsc00404

2階はドリンクとペストリーを楽しめるカフェになっています。チョコレートドリンクにはクッキーと、フリーマシュマロがつくのが嬉しいかぎり。こちらは、同じ通りにある『NAKAMURA TEA LIFE STORE』さんとのコラボで生まれた「クラマエ ホットチョコレート」です。きめ細かな泡立ちのほうじ茶入りチョコレートドリンクを、『SUEKI CERAMICS』の器でいただきます。

その3:ワークショップ

dsc00398

ダンデライオン・チョコレートのことをもっと知りたい!という方は、ワークショップに参加するのがおすすめです。3つのクラスがありますが、「Chocolate 201はChocolate 101を受けてから参加がおすすめです」とのこと。人気のためすぐ満席になってしまうので、予約はお早めにどうぞ。

●Factory Tour
●Chocolate 101(チョコレートワンオンワン:STEP1)
●Chocolate 201(チョコレートツーオンワン:STEP2)

最新のワークショップ情報は、こちらをチェック!

その4:オリジナルグッズ

dsc00405-%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

日本ショップのオリジナルグッズ、SUEKI CERAMICSの器とオリジナルのノートは、サンフランシスコでも販売されているのだそう。おすすめは、こちらの「伊勢木綿 小巾折(こはばおり)」。布地にはチョコのパッケージと同じ模様が描かれています。チョコと一緒に、粋なプレゼントにするのもおすすめです。蔵前みやげに、おひとついかがでしょうか。

蔵前で、新しいチョコレートカルチャーを楽しもう。

チョコレートに対する既成概念が覆ってしまうような、ダンデライオン・チョコレート。お伝えしたい魅力はまだまだたくさんありますが、百聞は一見にしかず。絶品のチョコレートに興味を持った方は、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。

【住所】東京都台東区蔵前4-14-6
【営業時間】10:00~20:00(ラストオーダー19:30)
【定休日】不定休
【公式サイト】 https://dandelionchocolate.jp/

【THE EAST】で至福のひととき。隅田川のほとりで、美味しいランチとコーヒーを。

蔵前にはいくつかの橋があります。その中の一つ、厩橋(うまやばし)のすぐそばにある「THE EAST」。「日本のブルックリン」とも称される蔵前を実感できる、ファッショナブルな複合ビルです。今回はフォトジェニックなスポットとしても知られる「THE EAST」の魅力をたっぷりご案内…