毎年、住みたい街ランキング上位にランクインする吉祥寺。新宿や渋谷の駅に直結して都心へのアクセスが良く、それでありながら井之頭公園な緑あふれる自然もあり、街ではおしゃれなカフェがたくさんあって…etc。吉祥寺は有名な街だからこそイメージは次々と膨らみますが、実際暮らす上での『街の実態』を知っている人は少ないのではないでしょうか? そこで今回、吉祥寺を取りまく3自治体「武蔵野市」「三鷹市」「杉並区」を暮らしのデータを隅々まで徹底調査! データから、どんな街なのか探ってみます。
※本記事は、2016年6月15日現在の情報をもとに作成しました。
Part1. 基本データを見てみよう。
◆人口
◆市or区の面積
◆人口密度
やはり人口は、杉並区がダントツで多いですね。JR中央線だけでなく、西武新宿線や京王線などの停車駅も含まれるので、居住エリアは広範囲に広がっています。三鷹市は1人あたり89㎡とやや広め。89㎡は家族4人が3LDKの間取りでゆったり暮らせるくらいの広さイメージでしょうか。
Part2. 1日あたりの人口推移
◆1日の出生数
◆1日の婚姻数
◆1日の離婚数
365日、出会いと別れは悲喜こもごもありますね。1日単位で世の中を見ていくと、人生いろいろありますね。数だけで見ると、婚姻数は杉並区が突出していますが、婚姻数に占める離婚数の割合は、どの市・区も2割程度。ひとの本質は変わらない…ということを物語っているような気がします。
Part3. 暮らしの環境
◆公園の数
◆図書館数と蔵書数
◆医療施設の数(病院・診療・歯科診療所・助産所)
人口数に対して、ある程度比例して整備されているのが、公共施設。文化施設になると、ひとによって好みがわかれますよね。例えば、1点豪華主義の大規模な公園や図書館がしつらえているのが良かったり、小さくていいから家の近くにあるほうがいいよね!と、数がたくさんあるほうがよいと思ったり。自分のタイプにあわせて、街選びできると、ふだんの生活が楽しくなりますよ。
Part4. 子育てと教育
◆待機児童数
◆公立の小学校・中学校の数
◆子供医療助成制度
子育て支援や教育環境づくりは、都道府県単位で積極的に取り組んでいるテーマでもあるので、どの自治体も充実度は拮抗していますね。子どもの医療助成は、武蔵野市と杉並区で「義務教育卒業まで『無料』」と手厚いです。子育て世代には大事なポイントなので、詳しい情報を入手することをおすすめします。
Part5. ごみ排出量と治安
◆ごみ排出量(1日あたり)
◆刑事事件の発生件数(1日あたり)
◆交通事故の発生件数(1日あたり)
◆火災の発生件数(1日あたり)
新しい街での住まい探しで気になる項目のひとつとして挙げられるのが、街の治安。最近はトラブルや事件事故に巻き込まれやしないか心配ですよね。発生件数は、面積の広さや人口数に比例してしまいますが、その中でも三鷹市は総じて発生件数が少ない傾向に。東京都内の他エリアとの比べた場合では、この3エリアの治安は穏やかな傾向にあります。
Part6. 街をたのしむ
◆商店街の数
◆スターバックスの数
◆パン屋の数
◆書店の数
商店街が元気な街は、人と人とのつながりがある街として人気があります。また、おいしいパン屋さんのある街は、食の感度が高い人たちが住んでいる!とか、本屋さんの数が多い街はインテリや文化人が多い!とか、ベタなところでは、スタバの数でその街の都会度がわかる!とか。街の魅力を測る指標はさまざま。あなたが大事にしたい暮らしのポイントを、街の特徴で指標化して検討するのも面白いですよ。
あなたは、どの街に興味を持ちましたか?
あなたが何歳で、家族構成がどうなのか、ライフスタイルがどうなのかによって、街に対する評価は異なってきます。だからこそ、暮らす街を選ぶ際は、自分なりのモノサシを持つことが大切です。街の雰囲気やイメージだけでなく、今回のような客観的なデータを見比べて街の特徴を比較していくことも大切です。
◆武蔵野市 http://www.city.musashino.lg.jp/
◆三鷹市 http://www.city.mitaka.tokyo.jp/
◆杉並区 http://www.city.suginami.tokyo.jp/
[出典]
武蔵野市ホームページ「統計資料」
三鷹市ホームページ「統計資料」
杉並区ホームページ「町丁別世帯数及び人口」「くらしのガイド」
東京都都市公園等区市町村別面積・人口割比率表(平成26年4月1日現在)東京都建設局
東京都公式ホームページ > 都内の保育サービスの状況について(平成26年4月1日)
武蔵野市観光機構ホームページ
三鷹市商店会連合会ホームページ