リノベーションとイノベーションの違いは?住宅業界の視点で解説

リノベーションとイノベーションの違いは?住宅業界の視点で解説
リノベーション基礎知識

「リノベーション」と「イノベーション」は、どちらも変化や改良に関わる言葉ですが、意味や目的、使われる分野が異なります。リノベーションは既存の建物を改修し価値を高めることを指し、住宅業界でよく使われます。一方、イノベーションは新しい技術やアイデアを生み出し、社会全体に影響を与える概念です。

本記事では、それぞれの違いを解説し、不動産市場における役割についても触れます。一人でも多くの方の住まい探しのお役に立てると幸いです。

目次

リノベーションとは

リノベーションとは、既存の建物において間取りから内装・配管などすべてをゼロから考え直し、これから住む人たちの暮らしに合わせてつくり替えることで機能を刷新し、新しい価値を生み出す改修のことです。

単なる修繕にとどまらず、より積極的な改良を伴うものとして使われています。たとえば、間取りの変更や設備のグレードアップなどにより、住宅の利便性やデザイン性を向上させるケースが多く見られます。

リノベーションは主に住宅・建築分野で用いられており、近年は中古住宅のリノベーション市場が拡大しています。その背景には、日本の空き家問題や、持続可能な住まいのニーズの高まりが影響しています。新築に比べコストを抑えつつ、住む人のライフスタイルや好みに合わせた住空間を実現できる点も、リノベーションが注目される理由の一つです。

参考記事:リノベーションとは? リフォームとの違い

イノベーションとは

イノベーションとは、新しい技術やアイデアを取り入れることで、社会や市場に新たな価値を生み出すことを指し、一般的には「技術革新」を意味します。

主にビジネスや経済の分野で使われる言葉であり、日常的な住宅業界の用語ではありません。しかし、住宅や建築分野でも、性能向上につながる技術革新が起こる際に使われることがあります。高断熱・高気密の省エネ住宅や、IoTを活用したスマートホーム技術の開発は、住宅業界におけるイノベーションの一例と言えるでしょう。

リノベーションとイノベーションの違い

リノベーションとイノベーションはどちらも「変化」や「改良」に関係する言葉ですが、その意味や目的、使用される分野、もたらす影響には違いがあります。本章では、それぞれの違いを解説します。

意味・目的の違い

リノベーションとイノベーションの違いは、その目的にあります。

リノベーションは、既存のものを活かしながら改良・更新を行うことを指し、目的は「価値の向上」です。築年数の経過した住宅を現代のライフスタイルに合うようにリフォームし、快適な住空間へと生まれ変わらせるのがリノベーションの典型例です。既存の構造や資源をできる限り活用しながら、新しい価値を付加します。

一方、イノベーションは「革新」を意味し、全く新しいアイデアや技術を創出することに重点が置かれます。単なる改善ではなく、ゼロから新しいものを生み出し、従来の仕組みを根本的に変えることが目的です。たとえば、スマートフォンの登場は従来の携帯電話の概念を大きく変え、通信のあり方そのものを革新しました。イノベーションは、過去の枠組みにとらわれず、新たな価値を創造する点がリノベーションとの大きな違いです。

使われる分野の違い

リノベーションとイノベーションは、それぞれ異なる分野で使用されます。

リノベーションは主に建築や住宅、身近な改良を指す言葉として使われます。近年では、古いマンションをリノベーションして間取りを変更したり、断熱性能を向上させたりするケースも少なくありません。また、中古住宅をリノベーションして住むという選択肢が一般的になりつつあります。

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一方、イノベーションは、技術やビジネスの分野で使われることが多い言葉です。AIやブロックチェーンといった新技術の開発、シェアリングエコノミーのような新たなビジネスモデルの登場は、いずれもイノベーションの一例です。住宅業界においても、全く新しい技術が生まれた場合には「イノベーション」と表現されることがあります。3Dプリンターを活用した住宅建設技術や、AIを用いた設計の自動化は、建築分野におけるイノベーションの代表例として挙げられます。

効果・インパクトの違い

リノベーションとイノベーションは、それぞれがもたらす影響の規模やリスクの大きさにも違いがあります。

リノベーションは、既存の資産を活かして部分的に改善を加えるため、影響範囲は限定的です。住まいの快適性や資産価値の向上といったメリットがありますが、社会全体に及ぼす影響はそれほど大きくありません。リノベーションは持続可能な開発の一環としても注目されており、コストを抑えながら住宅の価値を高める手法として広がっています。

一方、イノベーションは、業界や社会全体に大きな変化をもたらす可能性があります。インターネットの普及は私たちの生活やビジネスのあり方を根本から変えました。こうしたイノベーションは、成功すれば莫大な利益や成長を生む可能性がありますが、その分リスクも大きいのが特徴です。新しい技術やビジネスモデルが必ず成功するとは限らず、多くの試行錯誤や投資が必要になるため、企業や個人にとってのリスク管理も重要なポイントとなります。

このように、リノベーションは「既存のものを活かして価値を高める」手法であり、イノベーションは「新たな価値を創造し、社会を変革する」概念です。両者の違いを把握し、それぞれの特性を活かすことで、より良い住環境を生み出すことができるでしょう。

リノベーションとリフォームの違い

住宅の改修に関する言葉として「リノベーション」と「リフォーム」がありますが、これらはしばしば混同されます。

最初にお伝えしておきたいのが、実は、「リノベーション」と「リフォーム」ともに国で定められた明確な定義はない、ということです。メディアや、リフォーム会社、リノベーション会社が、それぞれの解釈で使い分けているのが現状です。どちらの言葉で表現しても間違いではないのですが、住まいに手を加える時の意図や目的で使い分けられています。

主要なリノベーション関連企業が加盟している『一般社団法人 リノベーション協議会』では、以下のように定義・分類しています。

リフォーム
原状回復のための修繕・営繕、不具合箇所への部分的な対処。

リノベーション
機能、価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した包括的な改修。

参照:一般社団法人 リノベーション協議会「リノベーションとは」

明確な定義はないというのが現状ですが、この二つの一般的な違い・使い分けを説明します。

目的の違い

リフォームの目的は、老朽化した住宅や設備を修繕し、元の状態に戻すことです。経年劣化によるダメージを修復し、新築時に近い状態へ回復させることが主な目的となります。壁紙の張替えや水回りの修理などは、リフォームに該当します。

一方で、リノベーションの目的は、住宅の性能を向上させたり、新たな価値を加えたりすることです。単なる修繕ではなく、間取りの変更や設備のグレードアップなどを行い、住まいの利便性やデザイン性を高めることを重視します。そのため、「より快適な住環境をつくる」「ライフスタイルに合わせて空間を作り変える」といった目的でリノベーションが行われます。

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工事内容の違い

リフォームは比較的部分的な改修が中心となり、主に以下のような工事がリフォームに該当します。これらは建物の基本的な構造を大きく変えずに行われるもので、住みながらでも施工できる場合が多いです。

・壁紙や床材の張替え
・キッチンや浴室などの設備交換
・外壁の塗装や補修
・配管の修理


一方、リノベーションはより大規模な工事を伴うことが一般的で、以下のような工事が該当します。

・間取りの変更(2LDKを1LDKに変更するなど)
・断熱材や二重窓の導入による住宅性能の向上
・天井を高くする、梁を見せるなどのデザイン変更
・スケルトンリノベーション(建物の骨組みだけを残して内装を一新する工事)


このように、リフォームが「表面的な改修」であるのに対し、リノベーションは「根本的な改良」を行うという違いがあります。

費用・工期の違い

リフォームは部分的な修繕が中心のため、比較的費用が抑えられ、工事期間も短く済みます。壁紙の張替えなら数日程度、水回りの設備交換でも1週間前後で完了することがほとんどでしょう。そのため、手軽に住まいの状態を改善したい場合に適しています。

一方、リノベーションは工事規模が大きくなる分、費用も高くなり、施工期間も長くなります。間取り変更やスケルトンリノベーションの場合、数か月にわたる工事が必要になることもあります。その分、住宅の価値が向上し、新築のような住み心地を実現できるため、コストをかけるだけのメリットがあるのが特徴です。

とはいえ、工事内容によってはリフォームのほうが費用が高くなることもあるため、一概にリノベーションは高い、リフォームは安い、とは言いがたいです。

言葉の使い分け

日常会話では、リフォームとリノベーションが混同されることがよくあります。キッチンの交換や壁紙の張替えを「リノベーション」と表現する方もいますが、より「リフォーム」が適切と言えます。

物件を探す際、大手物件ポータルサイトや不動産広告などでは、施工会社によって比較的小規模な改修でも「リノベーション」と表現されることも。単語をそのまま受け入れるだけではなく、どの範囲まで工事されているのか詳細を確認することをおすすめします。

住まいの改修を考える際には、「元に戻したいのか」「新しい価値を付加したいのか」を意識し、それに応じてリフォームとリノベーションを使い分けるといいでしょう。

不動産市場におけるリノベーションの役割

近年、不動産市場においてリノベーションの重要性が高まっています。新築住宅の供給が減少する一方で、中古住宅の活用が進み、リノベーションを施すことで資産価値を向上させる動きが活発になっています。

リノベーション需要が高まる背景

リノベーションが注目される背景には、不動産市場の変化や社会的な要因が関係しています。

まず、日本の不動産市場では、新築住宅の供給が頭打ちになりつつあります。国土交通省の調査によると、日本の総住宅数はすでに世帯数を上回っており、新築需要が減少傾向。一方で、中古住宅市場は活性化しており、都市部では築年数が経過した物件をリノベーションして再活用するケースが増えています。

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住宅リフォーム市場全体も拡大傾向にあります。リフォーム・リノベーション関連の市場規模は年々成長しており、今後も高い需要が見込まれていると言えるでしょう。これは、建物の老朽化が進むなかで、既存住宅を長く使い続ける必要があるためです。

さらに、ライフスタイルの変化もリノベーション需要を後押ししています。コロナ禍以降、在宅時間が増えたことで、住まいの快適性を向上させたいと考える方も少なくありません。間取りの変更や機能性の向上を目的としたリノベーションは、こうしたニーズに応える手段として選ばれています。

空き家問題の解決に貢献

日本では、少子高齢化や人口減少の影響で空き家が増加しています。日本全国の空き家率は年々上昇しており、社会問題となっています。

リノベーションは、この空き家問題の解決策の一つとして注目されているのです。老朽化した空き家を再生し、居住可能な住宅へと生まれ変わらせることで、地域の活性化や不動産価値の向上につなげることができます。たとえば、築数十年の空き家を現代のライフスタイルに合ったデザインや設備に改修することで、新たな住まい手を呼び込み、地域の衰退を防ぐ効果も期待できます。

また地方自治体もリノベーションを活用した空き家再生プロジェクトを推進。補助金制度を提供することで、空き家のリノベーションを後押しする動きが広がっています。リノベーションは単なる住宅改修にとどまらず、社会課題の解決にも貢献しているのです。

資産価値の向上

中古住宅を購入する際、多くの方が気にするのが「資産価値」です。築年数が古くなると一般的に住宅の価値は下がるものですが、適切なリノベーションを施すことで価値を維持したり、向上させたりすることが可能です。

主に以下のようなリノベーションが資産価値向上につながります。

・設備のグレードアップ:古いキッチンや浴室を最新の設備に変更することで、利便性が向上します。
・省エネ性能の向上:断熱材の追加や高性能な窓への交換などにより、省エネ住宅としての価値を高められます。
・デザインの刷新:現代的な内装デザインに変更することで、住まいの魅力が向上します。


リノベーションは単に住まいを快適にするだけでなく、不動産としての価値も高め、将来的な売却時の価格アップや早期売却にもつながる点が大きなメリットです。

リノベーション済み物件のメリット

リノベーション済み物件は、購入者にとって多くのメリットがあるため、中古住宅市場での人気が高まっています。

主なメリットとして、まずは「すぐに快適な生活を始められる」点が挙げられます。通常の中古住宅を購入する場合、リノベーションを計画し、施工会社と打ち合わせを行い、工事が完了するまで数か月かかることも。しかし、リノベーション済み物件であれば、すでに内装や設備が一新されているため、面倒な手続きを省き、スムーズに新生活をスタートできます。

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次に、「追加のリノベーション費用がかからない」点もメリットの一つです。中古住宅を購入してからリノベーションを行う場合、工事費用のほかに設計料や仮住まい費用などが発生します。一方、リノベーション済み物件なら、すでに必要な工事が完了しているため、余計なコストをかけずに購入できます。予算を明確にしたい方にとっては、総額が把握しやすく、資金計画が立てやすいというメリットも魅力的でしょう。

住宅業界におけるイノベーション事例

住宅・建築分野では従来の枠組みを超えた革新的な技術や手法が次々と登場しています。リノベーションに関心のある方々にとって、こうしたイノベーションは安全性や快適性、環境性能の向上をもたらすだけでなく、住まい選びの幅を大きく広げる要素となっています。

耐震技術の革新と安全性の向上

日本は地震大国であるため、耐震技術の進歩は住まいの安全性に直結する重要なテーマです。最新の耐震技術では従来の補強工法に加え、モニタリングシステムや制震ダンパーを活用し、地震時の揺れをリアルタイムで検知・制御する仕組みが導入されています。これにより、建物全体の耐震性能が格段に向上し、災害時における被害の軽減が期待できます。

既存住宅に後付け可能な耐震補強工法が普及し、安心して暮らせる環境づくりが進んでいます。安全性が大きく改善されることで、家族全員が長く安心して住める住環境の実現に貢献しているのです。

ZEH住宅の普及と環境負荷の低減

ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を略した呼び方で、太陽光発電などの再生可能エネルギーを活用してエネルギーを創り出し、年間の一次エネルギー消費量の収支をおおむねゼロ以下にすることを目指した住宅です。

また、マンションなどの高層住宅では、戸数が多いわりに太陽光発電設備を設置できる屋上の面積が広くないなどの制約があるため、再生可能エネルギーの導入が必須条件ではなく、再生エネルギーによる削減の基準を緩める、ZEH水準を定めています。ZEH水準は高性能な断熱材や窓、高効率な設備システムを活用して、住宅の省エネ性能を高めます。再生可能エネルギーへの投資を抑えられるため、ZEHよりも初期費用を抑えつつ、光熱費の削減を実現できるのが特徴です。

ZEHとZEH水準の住宅は、国や自治体からの補助金や支援制度なども整備されており、資産価値の向上・環境への貢献にもつながるため注目されています。近年、既存のマンションでもZEH水準のリノベーションが可能となり、環境面と費用面の両面から優れたパフォーマンスを発揮するリノベーションが広がっていくことが期待されます。

IT技術の活用と新工法の導入

IT技術の進展や新たな建築工法の採用も、住宅業界に革新をもたらしています。VR内覧やAIを活用した間取り提案は、購入希望者が実際に住む前に仮想空間で住環境を詳細にシミュレーションできるようにするサービスです。設計の自由度が高まり、理想の住まいを具体的にイメージできるため、購入判断がより正確に行えるようになりました。

3Dプリント技術を用いた住宅建設では、従来の工法に比べて施工期間の短縮やコスト削減、設計の柔軟性といった利点を持っています。これらの技術革新は、新築住宅の分野だけでなく、既存住宅へのリノベーションにおいても応用でき、より快適で機能的な住環境を提供することに貢献しています。

よくある質問

Q1. リノベーションとリフォームはどう違いますか?

リノベーションとリフォームの違いを簡単に言うと、「原状回復」か「価値向上」かにあります。

・リフォーム:古くなった設備や内装を修繕し、新築時の状態に近づける
・リノベーション:間取り変更や性能向上を行い、新たな価値を生み出す


物件をどこまで変えたいかによって、どちらを選ぶかが決まります。

Q2. 古い家をリノベーションするメリットは?

新築を購入するよりもコストを抑えつつ、理想の住まいを実現できます。主なメリットは以下の通りです。

・費用が抑えられる:新築より安価に希望の間取りや設備を導入できる
・自分好みにカスタマイズ可能:デザインや仕様を自由に決められる
・立地の選択肢が広がる:新築が少ない好立地エリアでも、リノベーションで理想の住まいを手に入れられる
・資産価値の向上:耐震補強や断熱性能向上により、物件価値を高められる


築年数が古い家でも、適切なリノベーションで快適な住まいに生まれ変わります。

Q3. 住宅業界で「イノベーション」という言葉は使いますか?

一般的にはビジネスや技術分野で使われる言葉ですが、住宅業界でも新技術の導入時には用いられることがあります。ただし、住宅購入や改修の場面では、「リノベーション」や「リフォーム」という用語を使うのが一般的です。

Q4. 新築マンションとリノベーション済みマンション、どちらがいい?

それぞれにメリット・デメリットがあります。

新築マンションのメリット

・最新の耐震・省エネ技術が標準装備されている
・すべてが新品なので、長期間メンテナンス不要
・住宅ローンの金利優遇を受けられることが多い

 

新築マンションのデメリット

・価格が高い(リノベーション済み物件より高い場合が多い)
・供給戸数が限られている

リノベーション済みマンションのメリット

・新築より価格が安く、同じ予算でもグレードの高い物件を選べる場合が多い
・リノベーション工事済みなので、すぐ入居可能

リノベーション済みマンションのデメリット

・建物自体の築年数が古い

・マンションの外観など共用部分は管理状態に依存する


どちらを選ぶかは、「立地」「コスト」「設備の新しさ」のどれを優先するかによります。

Q5. 物件探しとリノベーションを同じ会社に頼むメリットは?

ワンストップで相談できるため、時間や手間を大幅に削減できます。

ワンストップ対応のメリット

・リノベーション向きの物件をプロが選定してくれる
・購入前にリノベーション費用の見積もりができ、資金計画を立てやすい
・リノベーションプランの検討と物件購入手続きを同時にスムーズに進められる
・設計、施工の一貫対応により、理想の仕上がりを実現しやすい


特に初めてリノベーションを検討する方にとっては、専門家のサポートは大きな安心材料になります。

Q6. リノベーション済み物件を探すポイントは?

以下の点をチェックして、質の高いリノベーション済み物件を選びましょう。

施工内容を確認する

・間取り変更や耐震補強など、どの程度のリノベーションが施されたか
・水回り(キッチン・浴室・トイレ)は新しく交換されているか

築年数と構造をチェック

・古い物件では、耐震基準を満たしているか
・構造によってメンテナンスのしやすさが異なるため構造はなにか

管理状態を確認(マンションの場合)

・共用部分の管理が行き届いているか
・管理費・修繕積立金が適正かどうか


リノベーション済み物件を購入する際は、見た目のきれいさだけでなく、「施工内容」や「建物の管理状況」も確認することが大切です。

まとめ

リノベーションは建物の価値を向上させる改修手法であり、イノベーションは新しい技術やアイデアによる革新を意味します。不動産市場では、リノベーションが中古住宅の活用や資産価値向上に貢献する一方、イノベーションは新技術の導入による住宅性能の向上を促します。それぞれの特徴を把握し、目的に応じた活用を考えることで、より良い住環境を実現できるでしょう。

 

【記事監修】
いえらぶ編集部

全国15,000社の不動産会社の業務支援をする中で得たノウハウを日々発信中。
おもに、不動産(賃貸・購入・売却)や税金・法令といった暮らしに関わる記事を執筆しています。
https://ielove-cloud.jp/

筆者
リノベる。JOURNAL編集部
物件探しからアフターサービスまで、リノベーションに関わることを一社完結のワンストップで手掛ける「リノベる。」
そんな「リノベる。」が住宅購入、リノベーション知識、ローン、リノベーション事例や暮らし方、お施主様インタビューなど住宅購入やリノベーションをご検討の方に役立つ情報をお届けしています。
始めてのマイホームで中古物件を購入される方や、リノベーションを検討される方も少しずつ増えていますが、多くの方にとって「中古マンションの購入」「リノベーション」は、まだ身近なものとは言えないのが事実だと思います。このリノベる。JOURNALを通して、一人でも多くの方に「中古マンションのリノベーション」という選択肢について知っていただけると嬉しいです。
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