[リノベる。]の人気イベント、リノベーションバスツアー。
第1回開催の2012年8月のツアーのようすを、当時を振り返りつつ全4回にわたってレポートします。
こちらの記事はVol.2です。
同シリーズVol.1はこちら
第1回リノベーションバスツアー 旅のしおり
- リノベる。千駄ヶ谷ショールームに集合
- 住宅購入とリノベーションの基礎がわかる講座
- リフォーム前の中古マンション見学(3軒)
- オーダー家具も作ってくれる、人気のインテリアショップ「IDEE」さん見学
- 人気の住宅設備ブランド「サンワカンパニー」さん見学
- オーダーメイドのフローリングが作れる「uluru」さん見学
- リノベーションが完成したおうち見学
- リノベる。千駄ヶ谷ショールームに戻って解散
今回は、旅のしおり3の「リフォーム前の中古物件見学」のようすをレポートしていきます。
ふるい!でもそこが価値!の中古マンション見学
この日見学した3つの物件は、都内有数の人気エリア白金周辺の超オススメ物件ばかり。
物件探しのプロである不動産業者さんにも同席いただき、共用部からお部屋の中までご案内いただきました。プロ目線の物件チェックは、共用部から始まります。
リノベ―ション前提で中古マンションを選ぶ場合のチェックポイント、物件のチラシでは分からない情報など、詳しく解説してもらいました。
1軒目は築33年の物件(2012年当時)
新築時の33年前の内装のまま。未改装物件で値段もお手頃。
正直、見た瞬間「ふるっ!」とテンションが下がりますが、リノベーション前提の方はそこでひるまないでください。改装されていないからこそ、リノベーション済やリフォーム済で売り出されている物件よりお手頃なんです。
さらにこの物件、眺望がいいのも嬉しいところ。さらにこの年代のマンションにしては珍しい、柱型が出ていないスッキリ設計です。まさにリノベーション向きの物件。
2軒目は築20年の物件(2012年当時)
エントランスホールが改装されていて築20年には見えませんでした。エントランスやエレベーターなどのマンションの所有者が共有している共用部は、1戸のオーナーの判断で変更できないところなので、改装済なのは魅力です。
このマンションは、「一棟リノベーション物件」でした。
※「一棟リノベーション物件」って何?という方はこちらをご参考ください。
室内はどうでしょうか?
元々外国人向け賃貸マンションだったため階高も高いこの物件。リノベーションで天井を解体すると、2.7m超えの天井高も実現可能です。
※階高:建物の、ある階の床面からすぐ上の階の床面までの高さのこと
同じ広さのお部屋でも天井が高いと空間が広く感じられるので、その点もお得です。
3軒目は、築42年の物件(2012年当時)
今回ご案内した中で一番の築古物件でした。
外観はレトロな雰囲気。リノベーションがお好きな方のなかには、新築っぽい雰囲気よりレトロな雰囲気を好む方もいらっしゃるので、感性によって物件の価値の感じ方が違ってくるのが中古物件のおもしろいところでもあります。
緑に囲まれた閑静な住宅地にあるこのマンション。バルコニーからたっぷりと木々が見えました。窓からの借景ができますね。
このマンション、屋上にも自由に上がることができ、東京タワーとスカイツリーが同時に見られるという豪華なおまけ付き。
今回のバスツアーで巡った中古マンションは以上の3物件。
実は、こういったリフォーム前の物件、世の中に多く流通していないんです。一般的に「内装が古いままでは売れない」と思われているので、市場に出てくるのはリフォームされた後。市場に出てきた時には、リフォーム費用が上乗せされて割高になってしまっています。
バスツアーでご案内した中古物件は、リノベーションに適した合理的な物件ばかり。
「内装は汚くても、リノベーションできれいになる」と頭でわかっていても、実際にボロボロの内装の室内を見て、テンションが上がるお客様はいらっしゃいません。無理もないですよね。 お気持ち、わかります。
でも、こういった物件の見学体験をしておいていただくと、リノベーションが完成した物件を見たときに大きな感動があるんです。
その感動はツアー最後のお楽しみにとっておき、次回の記事「リノベーションバスツアー徹底レポートVol.3」では、インテリアショップ、アンティーク雑貨ショップ、住宅設備メーカーのショールーム見学の様子をお届けます。
次回もお楽しみに
大好評!リノベーションバスツアー徹底レポート Vol.3
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