住まいを考えるにあたって「家族構成」は大きなポイント。好きなインテリアや置きたい家具、趣味のスペースや収納、将来設計など、家族それぞれ実現したいことがあるからこそ、迷ってしまうこともありますよね。
今回は「夫婦おふたり暮らし」のリノベーション事例を集めました。お部屋づくりのアイデアが盛りだくさんの最新事例、さっそく見ていきましょう。
目次
- 斜め張りのフローリングが映える、陽だまりの家
- 愛着のある古道具に囲まれて暮らす
- ふたりだけの図書館がある家
- 家の中も外も、動線にこだわるミニマルな暮らし
- 陶芸の器のような手触り。ふたりらしさを纏う家
- 「これからのふたり」の暮らしを描こう
斜め張りのフローリングが映える、陽だまりの家
アイデア1. ふたりが好きなカラーを取り入れる
ポカポカとあたたかい陽射しが差し込む、やわらかな雰囲気のお住まい。お二人の好きなカラーであるブルーをアクセントに、奥様こだわりの真鍮をところどころに効かせた、洗練された空間です。整頓上手な奥様からのリクエストで、キッチン横には収納力のあるパントリーを設けています。
アイデア2. フローリングの貼り方で個性を出す
特に印象的なのは、玄関から続く「斜め張りのフローリング」。動きが感じられるデザインのため、個性的な空間を演出できます。玄関横の洋室は、将来の子供部屋にするご予定なのだとか。
リビングは深い紺色の壁に、グリーンのソファが映える空間です。ご夫婦お気に入りのカラーと個性あるフローリング、将来ご家族が増えることも想定した、おふたりの暮らしと未来に寄りそうお部屋が完成しました。
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https://www.renoveru.jp/renovation/228
愛着のある古道具に囲まれて暮らす
アイデア3. あえてつくり込みすぎない
穏やかな時間が流れる街の雰囲気がよく似合うご夫婦と、愛らしいワンちゃんが暮らすお住まい。窓からは、中央線の電車が走る姿を眺めることができます。
「作った人の顔がわかる古道具や家具が好きで、少しずつ集めていました」と語るご主人が目指したのは、作り込みすぎない家。リビングの本棚兼飾り棚には、奥様が長年コレクションされてきた大好きなアイテムが飾られています。
アイデア4. 空間の使い方を変えて楽しむ
リビングとダイニングを入れ替えたり、作家さんにドライフラワーを飾ってもらったりと、大切にしてきた道具や家具の置く場所を気分や季節にあわせて変え、その時々の風景を愉しんでいるのだそう。
アイデア5. コーヒーを楽しむためのスペースをつくる
木製の窓枠が印象的な対面式キッチンは、窓を閉めると独立した空間にすることが可能です。
使い込まれた《カイザー・イデル》のシザーランプ(照明)が取り付けられたカウンターは、コーヒー好きなご夫婦のためのドリップ専用スペース。コーヒーを淹れる時間がますます嬉しくなる、特別な空間です。
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https://www.renoveru.jp/renovation/214
ふたりだけの図書館がある家
アイデア6. ふたりのプライベート図書館をつくる
ヘリンボーン床、コンクリートあらわしの壁、天然木の建具を活かしたヴィンテージテイストのお住まい。その一区画には、秘密めいた雰囲気のプライベート図書館が。
「大好きなマンガや本に囲まれるスペースをつくりたい」という想いを叶える、ふたり専用のスペースです。リビングに大きな書棚をつくるのではなく、あえて独立させることで特別な空間になっています。
アイデア7. 旅先の思い出スペースを設ける
リビングの一面は、旅先の写真を飾るギャラリースペースとして活躍しています。コンクリートあらわしの壁が写真の良さを引き出してくれるのはもちろん、ふたりの思い出が暮らしに溶け込んでいるのが素敵ですね。
アイデア8. 将来の子供部屋を考えておく
玄関そばの洋室には、ダークグリーンとブルー2つのドアを設置しています。インテリアとしてアクセントになるのはもちろん、将来子供ができた時に室内を仕切れば2部屋に早変わり。ライフステージの変化を見据えて設計できるのも、リノベーションのいいところです。
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https://www.renoveru.jp/renovation/205
家の中も外も、動線にこだわるミニマルな暮らし
アイデア9. あえてのコンパクト感を楽しむ
ご夫婦が希望されたのは“ミニマルな暮らし”。こちらに引っ越される前はファミリータイプの広いマンションにお住まいだったものの、おふたり暮らしにはフィットしないのが悩みだったのだとか。
「生活をひとつの動線で完結させるのが希望だったので、今のコンパクトな暮らしはとても快適です」と、奥様が嬉しそうに語ってくれました。
アイデア10. 暮らしに合った生活動線にする
『リビング・ダイニング・キッチンのくつろぎスペース』と『洗面所・ランドリー・浴室・トイレの身支度スペース』を上手く切り分け、寝室以外がすべてひとつの空間で行き来できる間取りになっています。
動線が短いからこそ、「すきま時間にちょっとした家事をしよう」と思うことも増えたそうですよ。
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https://www.renoveru.jp/renovation/216
陶芸の器のような手触り。ふたりらしさを纏う家
アイデア11. 小上がりをつくって、床生活を楽しむ
もともと3LDKだった間取りを1LDK+ウォークインクローゼット(WIC)に変更した事例です。
リビングにはちょっと腰かけるのにちょうどいい、板張りの小上がりを設けています。ここに座ってテレビを見たり会話をしたりと、おふたりでソファを使わない床生活を楽しんでいるのだそう。壁を取り払ったことで、光と風がめぐる、気持ちのよい空間になっています。
アイデア12. ふたりのお気に入りのデザインを取り入れる
お住まいのアクセントになっているのは、和の陶器のような風合いのタイル。ご主人は「どう貼れば良さがより際立つか」を図面に描いて、試行錯誤したといいます。個性ある斜め貼りのデザインが施されたキッチンカウンターと洗面所は、ふたりだからこそ生まれた空間。何年経っても忘れない、家づくりの素敵な思い出になっています。
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https://www.renoveru.jp/renovation/220
「これからのふたり」の暮らしを描こう
一言に「ふたり暮らし」と言っても、住む人によってライフスタイルはさまざま。ふたりの思い描く未来に寄り添った家づくりができるのが、リノベーションのいいところです。
リノベる。では定期的に、新しい施工事例をお届けしています。「自分たちのライフスタイルに近いかも」と思う事例を探して、重視したいポイントを探してみるのもおすすめです。
☞リノベる。みんなのリノベーション事例集(https://www.renoveru.jp/renovation)