快適な暮らしを実現するにあたって、十分なスペースを確保するというのは大事なポイント。
みなさんは「今の狭い部屋をなんとかしたい!」「いいなと思う物件はあるんだけど、ちょっと狭いんだよな…」など、部屋の狭さに関するお悩みはありませんか?
今回は、コンパクトな部屋を広く開放的に見せるための8つのポイントをご紹介します。
目次
- 壁を作らない
- 天井を高くする
- 室内窓をつくる
- 鏡の活用
- 収納を工夫する
- 部屋を淡い色で統一する
- 背の低い家具を置く
- カーテンの位置を高くする
- 重要なのは「視線の抜け感」と「明るさ」
1.壁を作らない
部屋を広く見せるためには、壁の代わりに「カーテンや可動式扉で間仕切りをする」というアイデアがあります。カーテンや可動式扉は必要に応じて空間を仕切ることができ、空間サイズを自在に変えられるのがメリットです。
また、リビングや寝室といった用途が違う部屋を同じ空間につくる際に、それぞれ違う床材を使って視覚的に空間を分けるのも賢い方法のひとつ。壁をつくりたい場合にはあえて腰くらいの高さまでの壁(腰壁)で仕切ると、視線が遮られることがないので開放的な空間に感じられます。
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2.天井を高くする
お部屋の面積が狭い場合は、天井に『高さ』を出すと視野が広がり開放感が生まれます。リノベーションでは、天井ボードを外してコンクリート躯体むき出しにしたスケルトン天井にすることが可能です。その場合、天井ボードと比べて30センチ以上も天井を高くすることができます。ただし、マンションによっては天井を上げれられる高さが変わったり、抜くことができない場合もあったりするので、事前の確認が必要です。
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3.室内窓をつくる
コンパクトな空間は、壁で仕切られているとどうしても狭く感じてしまいがち。そんなときは壁に室内窓をつけるのがオススメです。視線が抜けて圧迫感を軽減することができます。子供部屋に室内窓をつけると、別の空間にいながらお子様の様子をうかがえるので安心して他の作業をすることができるというメリットもあります。
こちらのおうちでは、LDKと寝室・子供部屋の間に扉をつくっています。同じ仕切りでも窓のように透明なガラスにすると奥行きが確認できるため、広く感じられますね。引き戸にすると、スペースの節約ができるのもポイントです。
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4.鏡の活用
「鏡を使って広く見せる」方法は、実はおしゃれなショップでもよく使われるテクニック。手軽にできる上に、効果は絶大です。鏡が部屋を映すことで奥行きが増し、目の錯覚で実際の広さ以上に空間が広く感じられます。オススメは「窓に近い位置」に鏡を置くこと。自然光を反射して室内が明るくなり、より開放的な雰囲気になります。
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5.収納を工夫する
寝室や子供部屋などをぴったりのスペースにおさめたいときに便利なのが「収納を工夫する」方法です。写真のように背面のない収納棚を壁の代わりにすれば、視線が奥まで届くため抜け感が出て、スペースが広く感じられます。収納の選び方次第で、空間の印象も変わってきますね。
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6.部屋を淡い色で統一する
部屋を広く見せるには「色選び」も大きなポイントです。天井や壁、床の明度(色の明暗)が高いほど、部屋は広く見えます。また、彩度(色の鮮やかさ)が低い落ち着いた色合いでは部屋が広く見え、反対に赤やオレンジなど鮮やかな色では狭く感じることが多いといわれています。そのため、広く見せたいという方は白やアイボリーなどの淡い色を選ぶのがオススメ。可能であれば、家具も壁の色と統一して空間になじませると部屋がさらに広く感じられます。
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7.背の低い家具を置く
お部屋の中に置く家具の高さも、重要なポイントです。背の高い家具を置くと圧迫感が増し、視線も遮られてしまうため狭く感じてしまいます。広く見せるためには、なるべく背の低い家具を選び、奥まで視線が通るようにするとよいでしょう。
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8.カーテンの位置を高くする
部屋を広く見せるために、カーテンを見直してみるのもいいアイデアです。窓の大きさは変えられませんが、カーテンの位置を窓枠より上に設置すると天井が高く、空間が広く感じやすい傾向があります。
また、カーテンの柄選びも大事です。お部屋をスッキリ見せるためには、無地か小柄のカーテンがオススメ。特にストライプ柄は縦のラインを強調するので、天井を高く見せる効果があるといわれています。反対に、一面に大きな柄が描かれているものは存在感があるため、お部屋を狭く感じさせてしまうことがあります。どうしても大きい柄のカーテンにしたい場合は、余白があるものを選びましょう。
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重要なのは「視線の抜け感」と「明るさ」
部屋を広く見せる8つのポイント、いかがでしたか? 空間を広く見せるためには、「視線の抜け感」と「明るさ」が重要です。リノベーションを検討されている方はもちろん、すでに家をお持ちで「狭さ」がお悩みの方も、インテリアの配置やカラーを変えてみるだけで雰囲気がガラリと変わりますよ。今回紹介したアイデアを実践して、開放感あふれる素敵なおうちづくりを楽しんでくださいね。
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【記事監修】リノベる。設計担当安江浩(やすえひろし) 大学卒業後、設計事務所で戸建住宅の設計等を担当。様々な建築家とコラボレーションを経験後、オフィス什器メーカーにてオフィス設計に従事。 2012年リノベる入社後は設計担当として案件を担当し、現在は設計施工部門の管理職として現在に至る。 |
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