限られたスペースだからこそ、優先順位をつけ、どう効率よく部屋の振り分けをおこなうかが重要になっている日本の住宅事情。
現在のリノベーションスタイルでは、リビングにスペースを割くケースが主流になっています。結果、寝室は後回しになり、スペース確保が難しいのが現状です。
そんな条件の中でも、あの手この手で工夫したアイデアたっぷりの寝室をご紹介します。
目次
- 仕切り壁をうまく使って独立空間をつくる
- 室内窓で、寝室に広がりと奥行きを。
- アクセス重視の直結する寝室
- やっぱり寝室は、個室でリラックス
- 知恵とアイデア次第で、理想の寝室に
仕切り壁をうまく使って独立空間をつくる
Room 1. ワンルームを1LDKに見せる仕切り壁
くの字型に設置された壁1枚だけを使って創り出したプライベート空間。この壁(一般的に下地材として用いることの多い「OSB板」を質感重視であえて使用)は、寝室とLDKを仕切るだけでなく、玄関に入った時の視線をリビングの奥まで一気に引き込む役割を持っています。玄関そばにある寝室から、ゲストの視線をそらす工夫が施されています。
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https://www.renoveru.jp/renovation/174
Room 2. ステンドグラスと格子の、昭和レトロ寝室
アンティークのガラス建具を用いた寝室。一見すると、ガラス戸で閉ざされている部屋のように見えるのですが、キッチン側はあえて木製格子だけにして、リビングからの陽射しがそのまま寝室へ届くように工夫されています。写真はその様子です。窓のない部屋だから…と、お日さまの光をあきらめる必要はありませんね。
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Room 3. 収納に内包された造作ベッドの寝室
まるで収納の一部分のように組み込まれたベッド兼寝室。ベッドがぴったりはまるように採寸されて作られたスペースには、無駄は皆無です。このぴったり空間、なんだか心地よいから不思議。機能・素材・デザインそれぞれ、究極のシンプルを追求したからこそ生み出される心地よさでしょうか。60㎡という限られた空間の活用方法の面白い一例です。
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室内窓で、寝室に広がりと奥行きを。
Room 4. ガラススクリーンで仕切る、寝と食。
85㎡の広さを贅沢に使った1LDKのお宅。リビングと寝室を、大胆にガラススクリーンで仕切ることで、どちらの部屋にいても解放感が感じられるように。それでいながら、重厚感のあるブラックの縁取りにより空間をレイヤー分けすることで、寝室をプライベートな空間として確立しています。
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アクセス重視の直結する寝室
Room 5. 憧れのシティホテルのような機能とデザイン
男性のおひとり暮らしのお宅。こちらも、寝室と洗面&浴室が直結した間取り。この直結タイプ、ホテルと同じ構造なんです。機能性と快適性を追求したホテルのような暮らしを求める人にもおすすめのレイアウトです。朝シャワーを浴びて、頭をクリアにして颯爽と仕事に向かう…なんていいですよね。仕事が一層はかどりそうです。
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Room 6. WICとSICに挟まれた寝室
この寝室は、片方の扉からはWIC(ウォークインクローゼット)につながり、もう片方の扉からはSIC(シューズインクローゼット)につながる、という身支度最強の寝室です。寝坊したときは、みなさんの想像どおり、寝室からSICを経由してそのまま玄関へ駆け出せばOK。WICは寝室とリビングの間にあり、どちらからもアクセスできることでモノを1か所に集約できるという利点も。
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やっぱり寝室は、個室でリラックス
Room 7. クローゼット扉にまぎれ込む
玄関横が寝室…という間取り。位置は変えることはできないけれど、せめて他人に悟られないようにしたい!という人にぜひ参考にてほしいアイデアが、これ。「玄関収納の3つの扉」と「寝室の扉」を、同じデザイン&トーンの扉にしてしまうというもの。数ある扉にまぎれて、寝室だかなんだか、初見ではわからないのであります。小さな抵抗ですが、来客者には意外とばれないので、思わずニンマリしてしまいますよ。
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Room 8. 読書コーナー付の贅沢寝室
寝室はくつろぎスペース。しっかり独立させたい人には、やっぱり個室が一番。中でも、このお部屋は空きスペースを上手に使って、読書スペースまでも確保。取り除くことのできない構造柱のあるお部屋の場合、それをどう活かすか、構造に合わせて部屋の振り分けを考えることも大切です。
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知恵とアイデア次第で、理想の寝室に
ワンルームに個室を出現させたり、目の錯覚を利用して空間を広げたり、部屋の組み合わせ方を工夫して無駄を省いたり…。寝室で繰り広げられるアイデアは千差万別。まだまだきっとたくさんあるはずです。
「限られている」からこそ、ひとは真剣に考え、新しい発想や工夫をひらめくもの。狭くたって大丈夫。理想の寝室を追い求めれば、きっと手に入れられるはずです。
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