4人家族で70平米は狭い?リノベーションする際のポイントと事例を紹介

4人家族で70平米は狭い?リノベーションする際のポイントと事例を紹介
間取り・部屋別

「70平米の物件を購入して4人家族で住みたい」「でも、少し狭いかもしれない」と心配されている方もいらっしゃるのでは。本記事ではそんな方に向けて、70平米の物件をリノベーションする際に知っておきたい、間取りや空間のつくり方、リノベーションの事例をご紹介します。

目次

70平米はどのくらいの広さ?4人家族で住むのは狭い?

70平米の場合、全体の広さは畳にして約43畳。これはお風呂やトイレ、キッチン、収納スペース、廊下、玄関などのスペースも含めた広さです。ダイニングやリビング、寝室などのスペースは、だいたい30畳くらいになることを覚えておきましょう。

これを広いと感じるかどうかは人それぞれ。たとえば、夫婦と子供ふたりの4人家族だった場合、子供が小さいうちは、狭いと感じることは少ないかもしれません。しかし、子供が成長するにつれて、必要なものが増え、それぞれのプライバシーが守れるようにスペースを確保する必要が出てきます。

そのため、このような状況にも対応できるよう、間取りや収納を工夫することが大切です。

北欧風のリビング

4人家族で快適に暮らすには?70平米の部屋をリノベーションする際のポイント

それでは具体的に、70平米のお部屋をリノベーションする際のポイントについて、4人家族での暮らしを想定しながらご紹介していきます。

空間の広さや生活動線を重視する

暮らしやすさを考えるのであれば、部屋や収納の数にこだわりすぎないようにしましょう。部屋の広さを充分に確保することや生活動線に重きを置いて間取りを考えるのもひとつの方法です。たとえば、キッチンやランドリースペースといった水回りを1か所にまとめることで、家事がしやすくなるというメリットがあります。

収納においても、1か所に集約させることで多くのメリットが生まれます。たとえば、家族全員分の衣類が収納できるファミリークローゼットを設けるのもひとつの方法だといえます。ランドリールームの近くに設置すれば、洗濯後の片付けも楽になり、生活動線がよくなります。また、ウォークスルータイプのクローゼットにして通路と兼ねれば、部屋の面積を圧迫しにくくすることも可能でしょう。

収納スペース

必要以上に収納スペースを作らない

収納スペースは多いほうがよいという意見もありますが、居住スペースが少なくなるというデメリットもあります。スペースの限られた家であれば、収納場所は必要以上につくらないほうがおすすめです。

必要以上に物をストックをしない、決めた量以上は持たないといったルールを設けるのもよいでしょう。

もちろん、子供の成長にともない必要なものが増えたり、趣味やライフスタイルによって収納したいものの量は変わります。リノベーションをする際は、何をどの程度収納するかを考えたうえで、収納スペースの広さを検討しましょう。

部屋の一角のデスクスペース

可変性のある間仕切りにする

個室とLDKの仕切りを取り外し可能な引き戸にするなど、可変性のある間仕切りにするのもよいでしょう。将来的に居住者の構成やライフスタイルが変化し、個室が必要なくなった場合には、仕切りを取り払うことで、LDKを広く使うことができます。ライフスタイルの変化があっても快適に暮らせるでしょう。

子供の成長を見据えた設計にする

子供が小さいうちは、子供部屋の必要性をあまり感じないかもしれません。しかし、やがて成長するとプライバシーを確保できる場所が必要になるでしょう。たとえば、子供がふたりいて、年齢が近い場合、子供部屋を共同で使うケースも多いと思います。そのような場合、子供たちが成長した時のことを考え、照明器具やスイッチ、出入り口などをあらかじめ2か所設けておくとよいでしょう。部屋を分ける必要が出てきたときに、それぞれの個室をつくりやすくなります。

室内窓のあるナチュラルな雰囲気の部屋

室内窓をうまく活用して、開放感のある空間にする

サイズにもよりますが、部屋の仕切りとなる壁に室内窓を設置すると、開放感のある空間になります。開閉式にすると室内窓から光や風を通すことができ、隣の部屋が見えることで閉塞感が和らぐのです。窓枠の素材を工夫することで、デザイン性の高い部屋に見せることも可能です。

室内窓のある寝室

キッチンの配置を工夫する

キッチンの配置は、居住スペースの広さや家事のしやすさに関わる重要なポイントです。LDKでくつろぐスペースを広くとりたい場合は、壁付けのキッチンがおすすめ。対面式キッチンは壁付けのキッチンより多くのスペースをとるものの、お子様の様子を見守りながらキッチンに立つことができます。スペースの都合上、壁付けキッチンにしたいが、お子様の様子も見守りたい場合には、室内窓のある子供部屋をキッチン横に配置するといった方法もあります。

対面型キッチンのあるLDK

70平米で理想の暮らしを実現!4人家族のリノベーション事例

最後に、70平米の中古物件をリノベーションして、理想の暮らしを実現した、4人家族の事例を紹介します。

成長と過ごし方に合わせて追加リノベーション

小上がりのある部屋

最初のリノベーションで物件購入時のままにしておいた個室を子供部屋につくりかえるため、再度リノベーションしたおうちです。お子様の成長や家での過ごし方に合った部屋になるよう、暮らし始めて5年のタイミングで改修しました。

LDKは、ワイドバルコニーと出窓からの光を取り込める場所に設置。部屋全体はホテルライクなテイストでまとめ、天井には無垢フローリング、壁にはモルタルと、素材の組み合わせにもこだわりました。これにより、上質な空間が広がっています。

▼このおうちの詳しい写真や間取りを見る
家族の今に最適な空間へアップデート
https://www.renoveru.jp/renovation/357

家族が集いたくなるLDK

ハンモックがあるLDK

ふたりの子供たちの自立心を育むため、幼いうちからそれぞれ個室を設けました。家族4人がくつろぐリビングは、ハンモックや黒板塗装壁など、子供の心をくすぐる仕掛けが施されています。子供部屋には室内窓を設置し、通風と採光を確保。リビングからも子供の様子を見守ることができます。また、寝室からウォークインクローゼット、洗面所や浴室をひとつなぎにするなど、家事の効率化を意識したリノベーションが施されています。

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模様替えが楽しみになる家
https://www.renoveru.jp/renovation/261

将来ふたつに分けられる子供部屋

将来ふたつに分けられる子供部屋

広く開放的なリビングと子供部屋の間には、落ち着いた色合いの水色の扉がふたつ。ふんわりと淡い色合いで、空間を印象づけるポイントになっています。この扉は、将来ふたつに分けることになるであろう子供部屋のために、両引き戸タイプになっています。子供部屋の照明もふたつ設けてあり、子供の成長に合わせて間取りを変えていくことができます。

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幸せカラーの扉がつなぐ家族の時間。
https://www.renoveru.jp/renovation/245

まとめ

70平米の住まいに家族4人で住むのは狭いのでは?と考えている方に向けて、リノベーションの際に知っておきたいポイントをご紹介しました。間取りや収納、今後のライフスタイルなどをよく検討した間取りにしておくことで、長く快適に暮らせるでしょう。これからリノベーションを考えている方は、ぜひ今回ご紹介した事例も参考にしながら、素敵なおうちをつくってください。

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