この巣ごもり生活はいつまで続くの?新型コロナウイルス感染症の影響により「ステイホーム」で過ごす毎日が続いています。おうちにいる時間が長くなる今だからこそ、快適な家とは何かを考える人も多いことでしょう。ワークスペース、家族団らんできるリビング、ゆっくり眠れる寝室。居心地のいい住まいは人それぞれ。「猫との生活」もそのひとつです。
今回は、猫との生活を選んだリノベーションの先輩の体験談とお住まいをご紹介。登場するのは、キャットウォークのDIYを実践したおうちで、どれもアイデアとこだわりが詰まった建築ばかりです。ステイホームは巣ごもりしながら、ゆっくり、素敵なリノベーションと猫ちゃんをご堪能ください。
猫との出会いが後押しするリノベーション
ある日ペットと出会い、飼うタイミングが住み替えのきっかけとなる。実はこれ、リノベる。でも多いきっかけです。ペットOKの賃貸物件も数少ないので、どうせなら自分も猫も快適な毎日を過ごしたい。そんな「猫リノベ」が増えています。早速、リノベーションのきっかけや、愛と工夫が満載のリノベ事例を見ていきましょう。
リノベーションのきっかけは?
犬派の僕を変えた運命の出会い
「どちらかというと、犬派」と語る杉並区にお住まいのMさん。「仕事で訪れた沖縄で捨て猫を見つけました。段ボールに入れられていた、いわゆる《捨て猫》。放っておけなくて現地の獣医さんに預けて東京に帰りましたが、忘れられず‥‥。沖縄まで引き取りに行きました」
家の買い時は、猫の飼い時
猫と出会う前から、猫と生活する住まいを計画してつくる飼い主さんもいます。「新しいおうちでは絶対に猫を飼う。そう決めていました」と話すのは、練馬区にお住まいのAさん。お住まいが完成したのち、保護シェルターから二匹の猫ちゃんを引き取りました。
出会ってからでも出会う前からでも、猫リノベは始められます。思い立ったが「猫リノベ」です。
猫と人が共用できるキャットウォーク事例
猫が快適に過ごすために必要なものとして、真っ先に「キャットウォーク」を思い浮かべる人も多いはず。では、猫にも人にも快適なキャットウォークとは?それは、住まいのコンセプトになじむ美しい形であると同時に、機能的であること。まずは、猫と人が一緒に使えるキャットウォークのある建築をご紹介。
小上がりとワークスペースをつなぐ大型キャットウォーク
こちらは、Mさんのお住まいのキャットウォーク。キャットウォークに机や棚、カーテンレールなどの機能を持たせています。小上がりの天井部分をぐるりと囲うようにつくられた大規模なキャットウォークは圧巻です。
2匹がすれ違うことができるよう、一方通行にならない幅広サイズで回遊性のあるキャットウォークを目指しました。実現するにあたり、リノベる。のリノベーション事例や猫関連の本をたくさん読んだそうです。
猫が一休みできる休憩ボックス
大掛かりなキャットウォークのため、途中に円形にくり抜いた窓のある「休憩ボックス」をつくりました。「あまり使ってくれない」と嘆くMさんですが、猫ちゃんは結構気に入っているようです。来客時には、人見知りの猫ちゃんの逃げ場所にもなります。
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ブックシェルフと一体型のキャットウォーク
こちらは、Aさんのお住まいのキャットウォーク。書斎に設けたブックシェルフの一部がキャットウォークへつながっています。上ってほしくない棚には本を置き、上っていい棚は空ける。そんなふうにルールを決め、猫ちゃんと飼い主さんとが上手に空間をシェアしています。
ステイホームでも、仲良しの二匹がキャットウォークで遊ぶ姿を見ながら、趣味の時間を過ごしたり、テレワーク中に休憩をしたり。猫がいる生活って本当になごみますよね。
息子さんが子供のころに使っていた車の乗用玩具。今ではリビングのインテリア兼、猫ちゃんお気に入りのキャットウォークになっているそうです。
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猫窓、猫ドア、猫ちゃん専用出入口の事例
猫専用の出入口も、キャットウォークと同じくらい人気がある猫ちゃん用の工夫です。ここでは、猫専用の出入口をご紹介します。
猫トイレへの出入口
リノベるで人気なのは、洗面室に置いた猫ちゃんのトイレにつながるように設けた出入口です。こちらはシンプルな四角い木枠の出入口。どのようなテイストのおうちでも馴染む王道のデザインです。
リノベーションで形にこだわる猫出入口
かわいい「おうち型」の出入口から出てきたのは、川崎市にお住まいのAさんの猫ちゃん、あずきちゃん。寂しくなったときに飼い主さんに会いに行けるように、寝室のドアに猫の出入口を設けています。
こちらは、アーチ型の猫出入口。玄関の土間にあるアーチ型の壁とセットになっています。お住まいのテイストに合わせて形を工夫できるのも、リノベーションの醍醐味です。出入口の枠を塗り替えたり装飾をつけたり、好みに合わせてDIYしてもいいかもしれません。
キャットタワーをうまく活用した事例
大規模なキャットタワーをつくることが難しいお住まいの場合は、既製品のキャットタワーを活用するといいでしょう。お部屋にマッチした色や高さのキャットタワーを選べば、インテリアとして見せたりキャットウォークへのステップとして活用したりできます。
インテリアに馴染むキャットタワー
こちらは、世田谷区にお住まいのAさんのお住まい。インダストリアルとナチュラルがマッチした素敵なお住まいの一角にはキャットタワーが。窓を挟んで置かれたグリーンや照明の色味とマッチしてとても自然です。
日当たりのいい窓際のキャットタワーのてっぺんには、猫ちゃんが気持ちよさそうにまどろんでいます。
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キャットウォークへの登口に活用
Sさんのお住まいでは、リビングの天井付近にシンプルなキャットウォークを設置し、その登口としてキャットタワーを活用しています。キャットタワーを置くスペースがない場合は、本棚や収納ボックスをDIYすれば猫が登り下りできるステップにできます。
小上がりや家具、インナーテラスの活用
猫専用の造作ではなくても、ちょっとした工夫で、猫が快適になるものもあります。例えば、小上がりや家具で高低差をつくると、猫の運動不足も解消できます。
インナーテラスを食事場所にすると、汚れも気になりません。一段下がったインナーテラスなら、床や小上がり、家具との高低差もできて一石二鳥です。
リノベーションで叶える、愛猫との幸せなステイホーム事例をご紹介しました。
猫リノベ、いいかも!と思った方にはこちらもおすすめ。猫と生活するためのリノベーションのコツがぎゅっと詰まっています。
猫と暮らすリノベーション。猫好きが考えた「ネコリノベ」アイデア13選
https://www.renoveru.jp/journal/6276
リノベる。では、東京、神奈川、埼玉、千葉にて、「猫と住まい」に関する意識調査を実施しました。
マンションなど集合住宅で猫と暮らす305名の回答は、
”困りごと”も”現在の工夫”も”工夫したいこと”も、とにかく「トイレ」という結果に。
以下、調査結果の概要です。
■猫との暮らしでの困りごとは?
・トイレや騒音への困りごとが高い傾向
・「吐いてしまう」も上位にランクイン
■猫との暮らしで工夫していること、工夫してみたいことは?
・工夫していること、工夫してみたいことも1位は「トイレ」関連
・気になっているが出来ていないのが「音」対策
■コロナ禍での、猫との暮らしの変化は?
・猫との暮らしに変化があった方は77.4%
・猫との暮らしに対してポジティブな変化が多い傾向
・「猫が可愛すぎてより家にいたくなった」と答える方も30%を超える結果に
現在猫と暮らす方、猫と暮らしてみたい方は、
これからの住まい選びや暮らしの工夫の参考にしてみてはいかがでしょうか。
「猫と住まい」に関する意識調査の詳細は、プレスリリース記事をご参照ください。
※プレスリリース記事:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000049400.html