娘のつむぎちゃんとのほっこりエピソード漫画がInstagramで大人気の「つむぱぱ」さん。リノベる。と一緒にリノベーションをおこなった素敵なお住まいが話題です。この連載では、つむぱぱさんが理想のマイホームをつくるまでの道のり=旅を物語にしてお届けします。
「中古を買ってリノベーション」が何となくわかる『つむぱぱマイホームジャーニー』は全10回、毎週月曜と金曜に配信。読み終わる頃には、愛と希望と勇気が湧くこと間違いなし!
いよいよ、物語も終盤。今回は、施工中に起こりうるトラブルの一つについて。
第九話|工事中にトラブル発生。大ピンチ!?
図面も出来上がり、解体工事などが進んでゆく。
もともと古い内装だったので、細かく分けられた室内の壁。それがすべて取り払われ、コンクリートむき出しの状態になる。
これからここに自分の思い描いた家ができるのかと思うと、わくわくが止まらない。
「墨出し」と呼ばれる、建築現場に実際のスケールで図面を書く作業の前に、通路の幅や、部屋の壁の位置など大体のサイズ感を体感する。図面で見るのと実際に体感するのは全く違うので、壁も取り払われてスケルトンになった実際の空間を歩いてみて、図面がベストかどうかをここで確認する。
施工を進めている中、突然、デザイナーさんから電話が入る。
話を聞くと、階下の住人とのトラブルによって、作業が進められなくなっているとのこと。
もう退去されて今は住んでいらっしゃらないみたいだけど、当時住んでいたおばあちゃんは痴呆症を患っていたみたいで、毎日何かしら苦情を言いに来ていたようだった。「工事のせいで電気が切れたから、家の電球を変えて欲しい」など、様々な要求をされて現場の人たちは困っていた。
細かいことは聞いてないが、現場の人がうまく調整をしてくれた。今後、不当な要求は一切しないという約束をして、それ以降は来なくなったそうだ。
マンションの構造などは購入前にわかることが多いけれど、どんな住人がいるかはわからないことが多い。これから住み続けてゆく僕たちにとって、住みはじめる前のトラブルにはとてもヒヤヒヤした。(その後、住んでからも一切のトラブルにならなかったので、ホッとしています)次回は最終回。ついに家の完成です。お楽しみに。
(つづく)
工事中のトラブルも担当者が対応してくれて、ひと安心。工事中のご近所トラブルは稀にあるみたい。
これから長く住むのに、ご近所との関係が悪くなるのは絶対に嫌だなと思った僕は、管理人さん、隣近所の方々に大奮発して千疋屋でご挨拶。でも結局、皆さん引っ越しされ、管理人さんも変わり‥‥。ご挨拶は普通に自然体でいいと思います。(つむぱぱ)
工事中のご近所トラブル以外に想定しておきたいのは、解体して初めてわかることがあるってこと。天井や壁をコンクリートむき出しの「躯体あらわし」にしたかったけどできなかった、水回りの位置を動かせなかった。できる場合とできない場合、どちらも考えておくといいね! ぜひおすすめも参考にしてね。(シカ)