ご利用サービス | 物件探し+リノベーション |
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面積 | 79.04㎡ |
間取り | before:3LDK
after:2LDK+2WIC 間取り図(before/after)を見る |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造(RC) |
リノベーション 完工年月 |
2024年9月9日 |
完工時築年数 | 築38年 |
場所 | 東京都 |
家族構成 | 夫婦 |
もともと都内で暮らしていたN様ご夫婦の奥様。
藤沢で同棲していましたが、次第に都内の友人と会う機会が減り、通勤も不便に感じたため、都内に戻りたいと思うようになりました。
当初は別れてひとりで都内へ引っ越し、「リノベる。」で憧れのリノベーションを進める予定でしたが、計画を旦那様に知られたことで、お互いの気持ちや考えを納得いくまで十分に話し合うことに。
その結果、入籍しておふたりで都内に住み、中古マンションとリノベーションをする決意をされました。
旧居で感じていた収納問題などを解決し、心安らぐ、帰りたくなる住まいを実現しました。
きっかけ

住まい探しのきっかけは、旧居があった藤沢よりも慣れ親しんだ都内に戻りたいと私が考えはじめたことです。
もともと都内の実家に住んでおり、職場も近く便利でした。
しかし、コロナをきっかけに私と父はリモートワーク、弟は大学のオンライン授業、母は専業主婦で家族全員が家にいる状態が続き、家族の邪魔をしないように、と互いに気を遣いながらの生活にストレスを感じていました。
そんな時、当時はまだ恋人関係だった夫と同棲の話が出て、彼の仕事場近くの藤沢に移り住み、同棲をスタートしました。
鎌倉も近く、休日は自転車で出かけるなど最初は楽しく過ごしていましたが、コロナ禍が落ち着き、通勤が増えて疲弊するようになりました。
もし将来子供を持った場合、この生活を続けるのは難しいと感じていました。
また都内から遠いため、友達からの誘いが少なくなったり、ちょっとした用事で都内に行くにも時間がかかることにストレスを感じ、都内に戻りたいと思うようになりました。
夫に相談したのですが仕事柄、藤沢から離れることが難しく、断られてしまったんです。
比較検討

私は、仕事に打ち込んでいる夫に迷惑をかけたくなく、別々にやりたいことを実現した方がお互い幸せなのではと考え、別れて都内でひとり暮らしをするつもりでした。
私の祖母が中古物件を購入し、リノベーションする姿を見ていたので、自分好みの住まいづくりができるリノベーションには元々興味がありました。
コロナ禍でリノベーションが流行りはじめると、関連動画を見たり、リノベーション会社が開催するオンライン相談会に参加していました。
行動制限で働くモチベーションが下がっていたこともあり、楽しみのひとつとして都内で中古マンションを購入して、リノベーションすることを決めました。
選んだ理由

実際に施工された方の感想を重視し、具体的な暮らしのイメージを参考にしていたので、リノベーションの様子やその後の暮らしをSNSを通じて発信している「リノベる。サポーター」の投稿を見て、リノベる。が良いなと思い、相談会に申し込みました。
ライフスタイルコンサルタントの小野寺さんが、住まいづくりを通して「どういう暮らしをしたいのか」にフォーカスして聞いてくれたことに好感を持てたことが決め手になりました。
リノベる。サポーターの発信やnext STORYの記事も含め、一人ひとりのお客様を大事にしている姿勢が伝わってきました。
カウンセリング

実は夫には何も相談せずひとりで相談会に参加し、申し込みまでしたので、憧れのリノベーションにワクワクする反面、別れ話を切り出さなければならない複雑な心境でした。
それが顔に出ていたのか、帰ったときの微妙な表情の変化や態度に違和感を覚えたそうで、何かを隠していると夫に見抜かれたんです。
都内で暮らしたいからやむを得なく別れるだけで、それ以外に別れる理由はないことを伝えたら、夫は一緒に都内で暮らす選択肢を相談して欲しかったと言ってくれました。
その後、小野寺さんに実は同棲していたことや夫に見抜かれたことを伝えました。
納得がいくまで十分に話し合った結果、夫も考え直してくれて東京でのふたり暮らしと結婚を決意しました。
とはいえ、夫は戸建ての実家で育った経験から、住むなら戸建てのイメージを強く持っていました。
改めて小野寺さんに相談したところ、「旦那様にもご説明したいです」と言ってくださいました。
夫は、リノベーションの基礎知識の説明を聞き、心躍る気持ちになったそうです。
また、修繕積立金や管理費においてもマンション購入のメリットを理解してくれました。
夫は稼ぐためではなく、自分の人生をよりよくするために働いていましたが、これからはふたりの人生になるので、自分の人生設計を見直す機会になったと言っています。
通勤に2時間かかる生活を夫が受け入れ、中古マンションをリノベーションしたい私の夢を優先してくれました。
ただ、住まいづくりよりも先に結婚準備を進める必要があり、両親への挨拶などを先に済ませることに。
その間には小野寺さんからの宿題で、日々の暮らしで困っていることを並行してリストアップしました。
物件探し

結婚に関する手続きを進めている間にも、並行してエリアの検討や物件を探しました。
エリアは夫も通勤できて私の職場にもアクセスしやすい小田急沿線を希望していました。
また夫の趣味の道具や仕事関連の書籍などが多く、整理整頓が得意な夫でも収納しきれない量になっていたので、余裕のある収納スペースを確保したいと考えていました。
物件の情報などを私たちでもチェックし、条件に合う物件を物件担当の福島さんに相談していました。
最初に良いと思った物件は旧耐震かつ、予算オーバーとのアドバイスを受け、断念しました。
耐震や管理状態など何をチェックすればいいか素人ではわからないポイントも、わかりやすく比較して教えていただきました。
ご提案いただいた物件を、私ひとりで10件ほど内見し、2件まで絞り込み、追加で見つけた物件を加えた合計3件をふたりで内見しました。
立地条件や広さで検討した結果、追加で見つけた物件に決めましたが、少し広い部屋と少し眺望がよい部屋の2部屋空きがあり悩んでいました。
その時に、夫がずっと広さにこだわっていることを福島さんから改めて伝えていただいたことで、広い方の部屋に決定することができました。

N様ご夫妻はご自身でもエリアや物件を調べていて、おふたりのコンセプトとも合致していたので、小田急沿線を中心に検討していきました。
一番肝心だったのは物件を決めるまでのスケジュールです。
旦那様のまとまった休みが取れる期間に合わせてスケジュールを組む必要があったので、内見の日を決め、そこから事前の打ち合わせや入籍の日程も一緒に決めました。
私たちからの提案だけでなく、おふたりからもスケジュールを相談いただきながら、まさに一緒に物件購入までの道筋を立てていった感覚が強いです。
住まいづくり

住まいづくりでは収納にこだわりました。
私は収納する時に、ものの住所を細かく決めず、収納スペースにざっくりと管理する方が得意です。
そのため、動線を確保しながらもパントリーや玄関収納に扉をつけてすっきり見えるように工夫しました。
実家では母と共用のクローゼットで専用収納がなかったため、どの部屋にも収納をつけています。
また、子供がいてもいなくても部屋を上手に活用するため、可変性を大切にしました。
将来的に子供ができたら寝室を子供部屋へ、ふたり以上できたら書斎スペースに壁をつくってそこも子供部屋にして、自分たちはリビングの小上がりで寝る想定をしています。
私が幼少期に過ごした和テイストな祖父の家を気に入っていたことや、小野寺さんのご自宅を見学した時に見た縁側がとても素敵だったので、小上がりを採用しました。
夫の仕事が忙しいため、早く帰って休みたいと思えるような、安らげる住まいづくりを目指し、バスタブのサイズは最後まで悩みました。
私は毎日お風呂に入るので、節水できる小さいバスタブがよかったのですが、普段はシャワー派でたまにバスタブに浸かる夫は足を延ばしてゆったりくつろぎたいので広いバスタブを希望していました。
浴室メーカーのショールームに足しげく通い、ふたりで理想のバスタブを最後まで議論しましたが、最後は夫に少しだけ妥協してもらいました。
また、私たちは旧居の壁面をDIYで造作して緑色に塗っていたほど緑色が大好きで、新居でも取り入れたいと思ったのですが、梁を緑色に塗装した事例がなかったので、「それなら自分たちで試してみよう!」とチャレンジをしました。
カーテンボックスとリビングの間接照明も同じ緑色にしたことで、部屋全体で見た時に良いアクセントになり気に入っています。

広いLDKを希望されていたため、キッチンの配置を含めて広い住まいづくりを意識しました。
カーテンボックスを天井につけ、天井までの高さのカーテンをかけることで窓が高く大きく見えます。
そうすることで、リビング全体も、天井が高く、広く感じられるよう工夫しました。
また、カーテンボックスを壁にも延長して、中に間接照明を設置しました。
カーテンボックスから間接照明を仕込んだライン状のボックス、梁の3つがつながるように緑色で統一しています。
おふたりの希望であった間接照明や大好きな緑色を上手く取り入れることができました。
ウォークインクローゼットは換気が気になったので、上部に開口をつけて通気性を確保しています。
住んでみて

もともと要望していた通り、寝に帰るだけの住まいではなく、帰りたくなる住まいになったので満足しています。
寝る場所も寝室に固定せず、小上がりにふたりで寝るなど可変性を楽しんでいます。
ただ家を買うだけでなく、暮らしや住まいに関するお互いの考え方をすり合わせた上で、大切にしていることにまで気づかせてくれるのがリノベる。の魅力だと改めて思いました。
私たちは住まいづくりを通して、よりお互いを理解できた気がしています。
お気に入りの場所
玄関土間や洗面と一体化した書斎
玄関横の書斎スペースは、今はワークスペースですが、いずれは子供部屋として利用ができるよう、壁で閉じてしまわず腰壁にし、仕切りの高さを工夫しています。
玄関、書斎、廊下、洗面が一体化した広がりのある空間になり、帰って来たときの開放感が気に入っています。
収納とLDKの広さのバランスを考えたキッチン
キッチンの向きは、スペース効率を考えると壁付けにしたい私と、対面キッチンに憧れがあった夫とでかなり話し合って決めました。
最終的に対面キッチンにしましたが、隠したい時は3枚引き戸で閉められるパントリーを作ったことで、すっきり見せつつも収納力を担保しています。
間接照明を取り入れたリビング
ふたりとも実家は戸建てで広かったため、なるべく空間を広く取りたいと考えていました。
リビングの壁に間接照明を入れ、広く感じることができています。
リノベを検討する人へ

自分たちの性格や考え方など、住まいづくりとは直接関係がないようなことも拾って反映していただいたことで、満足する住まいづくりができました。
それぞれが大事にしている考えや想いは、夫婦でしっかり話し合った方が良いと思います。
リノベる。と一緒に進めた住まいづくりはずっとワクワクした気持ちでとても楽しかったです。
お金が許すなら、またやりたいですね。
たとえば子供が巣立ったあとに、平屋の住まいづくりをする機会があっても楽しいかもしれません。
コンサルタント:小野寺
ひとり暮らしからふたり暮らしになり、予算についても大きく変わりました。
ファイナンシャルプランナーに一度客観的に整理してもらい、まずは必要な資金を明確にするようご提案をしました。
また、旦那様が職業柄ご多忙でしたので、限られた時間でご決断いただけるように、物件担当とN様ご夫婦の4人で作戦会議をしました。
お客様と担当者という関係ではなく4人がワンチームとなって挑み、共通認識を取りながらスムーズに打ち合わせを進めました。
旦那様は、旅行では自然豊かな場所で穏やかに過ごすのが好きだとおっしゃられていたので、エリアは奥様が望む都内にしつつ穏やかな時間が叶えられる住まいづくりをしましょうとご提案しました。