ご利用サービス | 物件探し+リノベーション |
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面積 | 78.61㎡ |
間取り | before:3LDK
after:1SLDK+WIC+WS 間取り図(before/after)を見る |
建物 | 中古マンション |
構造 | 鉄筋コンクリート造(RC) |
リノベーション 完工年月 |
2024年3月9日 |
完工時築年数 | 築23年 |
場所 | 東京都江戸川区 |
家族構成 | ファミリー |
共働きで毎日忙しい日々を送られているO様ご家族。当初は新築一戸建てや新築マンションも検討されていましたが、カウンセリングを通して、ホテルライクなデザインなど、注文住宅のようにこだわりを叶えらえるリノベーションに魅力を感じられ、中古マンションの購入を決意されました。
ご夫妻の考えをすり合わせながら「家族とどのように過ごしていきたいか、自分たちにとって何が大切か」をじっくり考え理想の住まいを見つけていきました。
リモートワークの環境、キッチンの狭さなど住まいに課題を感じていましたが、リノベーションを通して生活のしやすさやこだわりを詰め込んだ理想の暮らしに一変。家族でのびのび暮らせる住まいへの愛着が湧いてきているそうです。
きっかけ
賃貸の更新と子供が産まれるタイミングということもあり、比較的時間に余裕のある育休期間中に引越しを検討していました。
もともと、妻も私も賃貸で家賃を払い続けるのはもったいないと感じており、なるべく早く住まいを購入して資産を残したいという気持ちがありました。妻は住まいを購入するなら新築一戸建てを希望しており、私も当初は新築がいいかなと思う程度に考えていました。
一方で、たまたま前々職の会社が、リノベる。さんと取引があり、リノベーション、そしてリノベる。のことは知っていて、興味がありました。
ただ、中古マンションを購入してリノベーションするということを詳しく理解できていたわけではなかったので、まずは一度リノベる。の話を聞いてみて判断しようと思いました。
比較検討
最初にリノベる。に話を聞きにいったときは、本格的に検討していなかったこともあり私ひとりで伺いました。
ライフスタイルコンサルタントの吉田さんに、家を買うということやリノベーションについてお伺いすることで、中古物件を購入してリノベーションするイメージがかなり湧いてくるようになりました。
新築マンションの購入も検討していたので、モデルルームに話を聞きに行きましたが、内装が好みでなかったことや似た間取りが多く、同じような金額を払うのであれば、自分たちで間取りなども自由にできた方が良いと思い、リノベーションに気持ちが傾きました。
一方、妻は”新築”への想いが強く、リノベーションに興味を持ってもらう必要がありました。
私からリノベーションの魅力を妻に伝えるより専門家の話を直接聞いてもらった方が理解も進むと考え、妊娠中の落ち着いたタイミングで改めて妻とリノベる。を訪れました。
他のリノベーション会社も調べていましたが、リノベる。は市場シェアが大きく、実際に話を聞いてみて分かりやすかったことから、リノベーションをお願いするならリノベる。だと思いました。
妻も吉田さんの話を聞いて選択肢の幅が広がったようでした。
選んだ理由
当時、子供が生まれる前でこれからの住まいについて考えることが難しかったため、本格的にリノベーションを検討しはじめたのは初めて相談してから1年半経った頃でした。
吉田さんにあらかじめ二人の理想としていたモダンでホテルライクなイメージの住まいにしていきたいことを伝えたら、目黒のショールームを勧めてくださり見学をすることに。
ショールーム自体が、私たちの好みである雰囲気だったことや内装を新築のようにできることを実感し、DIY感が強いリノベーションへの印象が大きく変わったことを覚えています。
ただ、この時点では妻は中古マンションへの懸念が拭えず、購入するならやはり”新築”がよいと思っていたそうです。
物件担当の照井さんに築年数に対する不安、見た目や設備の古さや耐久性、資産価値などをお伝えすると、立地や物件の管理状況などで解決できることを教えていただきました。最終的に耐震性に不安がなく、管理・修繕状況もよく、資産性が保たれやすい駅近物件を、妻の実家に近いエリアで提案していただいたのが、リノベーションに踏み切る大きな理由になりました。
それと同時に、今後引っ越すことになった時の資産性やリノベーションは新築と同様の金額で希望を十分に叶えられることがわかり、妻が抱いていた中古マンションの購入とリノベーションへの懸念は解消されました。
カウンセリング
家族との時間を大切にしたいという想いがあったので、「会話ができる場所」を中心に話を進めていきました。
妻も私もお互いに仕事が忙しく、帰宅後も作業や勉強をすることが多かったため、寝るためだけに帰る住まいにはしたくないという思いがありました。そのため家族全員が同じ空間でゆったり過ごせて会話ができるような広いリビングを希望しました。
旧居ではリモートワークの際に、部屋の外の音が気になったり、会議中は妻に静かにしてもらっていたり、お互いストレスを感じながら過ごしていました。
また、キッチンが狭くスペースがなかったため、ひとつ作業をしたら片付けないと次の作業ができないことにストレスを感じていました。
カウンセリングではそのような要望や悩みを汲み取っていただき、産まれてくる子供を含め「家族全員でリラックスできること」と「ストレスなく仕事や家事ができること」が両立した、オンオフのある住まいをコンセプトとして提案していただきました。
物件探し
広いリビングが実現できることと、安心して子育てができる環境を条件に4軒、内見しました。選んだ物件は駅から近く通勤しやすいことや、バス停が目の前にあり雨の日でもバスに乗って駅まで行けることに魅力を感じました。金額は一番高かったですが、立地的に資産性が一番見込めたのもポイントになりました。
物件担当の照井さんには、広いリビングを叶えられるかも含めて、壊せる壁や壊せない場所など懸念点をプロ目線でアドバイスいただきました。
音が気になる道路沿いの部屋では窓を開けて実際の騒音状況を確認したり、日当たりを考慮した間取りについてなど私たちだけではわからないポイントや見逃しがちなポイントをご説明いただき、リノベーションを前提においた内見ができてよかったです。
また、疑問点や質問にもその場ですぐに答えていただいたおかげで、不安をすぐに解消できたと感じています。
お子様が生まれたこともあり、将来的な資産性を考えていたり、耐震性など永く中古物件に住み続けられるかどうかなど不安もお持ちだったため、新築と中古リノベーションそれぞれのメリットやデメリット、資産性についてお話しました。
奥様は、ご実家が近くお母様が行き来しやすい場所、お子様の面倒を見てもらいやすい環境を希望されていたので、ご両親へ配慮しつつサポートさせていただきました。
また、ご夫婦お二人で面と向かって今後の住まいやそれぞれの価値観について話をされる機会はなかなか少ないと思います。今回のカウンセリングや物件探しを通して、お互いの価値観を知るきっかけになったのではないかと感じています。
住まいづくり
リビングを広く取りたい、書斎を作りたい、子供が遊べるようなスペースとWICが欲しいという要望はお伝えしていたので、デザイナーの渡邉さんがそれを元にいくつか間取りを提案してくださいました。
部屋全体の色味はグレージュに統一。部屋に置くピアノやテレビとのバランスを考えながら、グレーの色味はシックな色味の部分と明るい部分でメリハリがつくようにこだわりました。
妻はSNSで探した写真を送るなど、感覚的に好みを伝えていましたが、渡邉さんは妻以上に望んでいることを理解してくださり、要望を汲み取ったうえで私たちの理想としていた落ち着きのある雰囲気を提案してくれたことに感動しています。
また、住まい全体の収納にこだわったところもポイントです。スリッパ収納やキッチン収納、小上がり下の収納などなるべくものが見えない形にすることで、シックでホテルライクな雰囲気に仕上げられて満足しています。
住まい全体をすっきり見せたいという要望も汲み取っていただき、動かせない梁を活かしたデザインで天井の圧迫感をなくす工夫をしてくれたり、その他にも、空間を広く見せるハイドアの採用やスイッチの位置関係を統一するなど、こちらからお伝えしなくても心地いい空間を実現するためのアイデアをご提案いただけてとても感謝しています。
住んでみて
以前と比較して暮らしやすい住まいが実現しました。まず洗面所が大きくなったので子供を着替えさせる空間ができたことが便利です。洗面所には衣類の収納スペースがあるため、お風呂の動線がスムーズになりました。
妻は料理をすることが楽しみになったそうです。
旧居のキッチンではコンロや作業スペースが狭かったので掃除や食器類を片づけることが大変でした。キッチンが広くなったことで清潔感を保ちやすく、自分が使いやすいように配置していったので作業効率が格段にあがり喜んでいます。
リノベーションをして、間取りから自分たちでつくり上げることで使い勝手がよくなることを実感しました。やはりリビングで家族全員がそろってのびのびと過ごせるのはいいですね。
設計しているときは全て想像で進んでいましたが、実際に出来上がってこの家に引っ越せたおかげで、充実した生活が送れてとても満足しています。
お気に入りの場所
子供の遊び場の小上がりスペース
子供部屋という仕切られたスペースではなく、小上がりにすることで開放感は維持しつつ、子供が遊ぶスペースをつくることができました。
小上がりの高さがポイントで、子どもが降りられる高さ、大人が座っても低すぎない高さにこだわりました。また、小上がりの下を全て収納スペースにしたので空間の有効活用につながったと思います。
このスペースの活用方法については、物件担当の照井さんから「一生住むことを考えなくてもいい」と教えていただいたことが影響しています。子供の成長と住み替えを見据え、この10年の住まい方に思い切ってフォーカスできたと思います。
床から浮かしたテレビボードと色味を統一したカーテン
ベランダ側の壁一面が気に入っています。
テレビボードは床から浮かし、掃除をしやすくしました。
カーテンにもこだわり、部屋全体がすっきりとして見えるシェードカーテンに。色合いも明るいものを選んだので、住まい全体の雰囲気を統一できたと思います。
収納とデザインにこだわったキッチン
全体的に収納を多く備えたキッチンは、整頓された使いやすい空間になっています。実用性はもちろんですが、飾り棚を活用しインテリアを飾れるところも含めてお気に入りです。
部屋は全体的にグレーで統一することを決めていましたが、キッチンは締まりのある濃い色合いにしたのもポイントになっています。
ご夫妻の希望を叶えながら長く住み続けてもらえるように、リビング・ダイニングを広くとってキッチンからもお子様の様子が見られる家事動線を工夫した空間の提案を心がけました。
とくにキッチンは奥様のこだわりが詰まっており、妥協することなく一番気に入ったものを選べるようサポートさせていただきました。
壁紙やドアなど全体をグレーで統一することにこだわりを持たれていたので、寒色系のグレーで暗くなりすぎないようご提案するなど、奥様と慎重に話し合いを重ねながら理想のデザインを一緒に決めていきました。
奥様は収納についても明確なイメージを持たれていたので、それを叶えるための住まいづくりをサポートできたと感じています。
リノベを検討する人へ
これは難しいかも?と思うようなことでも、リノベーションでは出来ることが多いので、まずは相談してみることをお勧めします。先入観に囚われずわがままを言ってみることで、自分たちの想像以上に理想的な仕上がりになったと実感しています。
例えば、玄関のスペースでは靴箱は可動棚にして開き方はこうして、ここにはベビーカーを置きたいからこっち側はスペースを作る...みたいな細かい要望をお伝えしました。
また、洗面所の棚も先に置きたい家具を決めていたので、それにあわせて奥行きや横幅を決めることができました。置きたい家具などに合わせた住まいづくりができるリノベーションのメリットはぜひ知っていただきたいですね。
リノベーションは自分たちで決めることも多く大変な部分もありますが、こだわったからこそ、ここはこういう意図で決めたよねと振り返ることで、住み始めてからどんどん愛着が湧いてきます。
これから椅子を買い替えようと思っているんですが、少しずつ住まいを完成させていく楽しみもリノベーションの魅力のひとつだと思います。
O様ご夫妻と初めてお会いしたときは、夫婦間で新築がいいか中古物件を購入してリノベーションをするかの考えに違いがありました。
お子様が生まれる前のタイミングだったこともあり、お二人の意見が違う中で答えを出すよりも、一度ゆっくり考えていただくために少し時間を置いてご家族の状況が整ってきたタイミングで再度動きはじめました。
奥様は新築のよさとして新品であることに価値を感じておられましたが、実際に目黒のショールームを見てもらったことで、「ここまで新築同様の住まいになるならリノベーションもいいのではないか」と選択肢を増やしていただくきっかけになりました。
カウンセリングを通して、間取りの変更や内装をお好みでカスタマイズすることができるリノベーションならではの魅力を感じていただいた結果、お二人の考えをひとつにしていくことができたと思います。