限られた期間で「一緒に住みたい」を叶えた、Standing BARになる家
























面積:58.86㎡
間取り:2LDK
建物:中古マンション
完工時築年数:築43年
家族構成:夫婦
ヘリンボーンの床、窓の古い感じ、対面式のキッチンカウンター。「お部屋を見た瞬間、ここで暮らしているイメージがどんどん広がりました」。ご夫妻は内見した日のことをこう振り返ります。限られた期間での新居探しでおふたりが選んだのは、リノベーション済みマンションという選択でした。
“リノベ済み”に心が動いた
出会って半年ほどで結婚を決めたというおふたり。そのタイミングで新居の購入を検討しました。希望は東京23区で下町の雰囲気のあるエリアでしたが、新築マンションは予算的に難しかったため、中古マンションの購入へとシフトします。
おふたりともアンティークや古いものが好きだったこともあり、ネットで見つけた「リノベーションされた古いマンション」に心を動かされます。一から時間をかけてフルリノベーションする手もありましたが、「早く一緒に暮らしたい」という思いが強く、新居探しの期間は半年間。リノベ済みマンション一択で物件探しをスタートさせました。
古さと新しさが調和
物件選びは、まずはリノベ済みマンションを紹介するサイトで気に入ったものを探し、最終的に3軒に絞りました。内見はデート気分で楽しみながら。最初の2軒はリビングが狭かったり、暗かったり、デザインが可愛らしすぎたりで、おふたりの理想には届きませんでした。
そして、本命の3軒目。部屋に入ると、角部屋らしい明るいリビングが広がりました。2面の大きな窓は曇りガラスがそのまま活かされ、一方で、天井は新しく高くなっていました。クラシカルな雰囲気を醸し出すヘリンボーンの床や、使い勝手のよさそうなキッチンカウンターなど、古いと新しいが調和した居心地のよい空間。「見た瞬間に、ここしかない!と思いました」と奥様。ご主人は「キッチンカウンターはそのままStanding BARだなと(笑)」。おふたりとも一瞬で心を奪われたそうです。
とはいえ、決め手は条件のよさ
内見では居心地のよい空間、センスのいい内装デザインに一目ぼれでしたが、冷静に検討。特に不動産取引の経験を持つご主人は「もしここが3階で角部屋じゃなかったら選びませんでした」ときっぱり。角部屋の2面採光で明るいこと、道を歩いている人と目が合わない3階以上であること、ほかにも、ふたりが譲れない物件の条件をクリアしていたことが最大の決め手になったと言います。そのうえで、内装デザインのよさが背中を押してくれました。
<ふたりの譲れない条件>
・東京23区(下町の雰囲気があるエリア)
・駅から近い
・角部屋
・3階以上(できれば5階以上)
・物件を探す期間は半年間
りのべる。スタッフのサポートも後押しに
リノベる。スタッフの対応も満足度が高かったと言います。「古いマンションだったため、水回りや配管の状態が心配でしたが、ひとつひとつ丁寧に説明してくれたおかげで不安を解消できました」と奥様。
物件の購入を決めてからは「早く一緒に住みたい、という私たちの気持ちに応えてくれて手続きを急いでくれたことに感謝です」とご主人。不動産取引は複雑で、必要な書類も多くてわかりにくいとされます。スタッフが「この書類はこの日までにご提出を」と的確に誘導してくれたおかげで、迅速に進められたそうです。
また、内見のときに気になっていたトイレの黒ずみについて伝えたところ、すぐに掃除しに来てくれたり、「婚姻届けを提出するならこの日がいいですよ」と吉日を調べて教えてくれたり、おふたりとも「スタッフの細やかな気遣いやフットワークがうれしかった」と話してくれました。
暮らしを育みながら、もっと好きになっていく家
実際に住んでみて、改めて気に入った場所について伺うとー。
おふたり同時に「ヘリンボーン!」。クラシカルでインパクトのある床に始まり、曇りガラスのレトロな窓、土間付きの広い玄関、レトロな外観…と尽きません。ほかにも「室内窓」もお気に入りという奥様。「室内窓があるおかげで、個室にいてもひとりじゃないって思えるところがいいんです」
キッチンにも好きな部分がたくさん。造作の棚は、奥様が集めているアンティークの食器の“見せる収納”になり、ご主人がコレクションするお酒の定位置にもなっています。
「キッチンカウンターの木の感じもすごく好きで、色味もいいし、手触りもいいんですよ」とご主人。「僕はよくキッチンカウンターで立ち飲みしてますけど(笑)」
譲れない条件と直観を大切にして選んだリノベ済みマンションは、好きなものに囲まれた、おうち時間が楽しめる家。Standing BARになったり、アンティークのギャラリーになったり、おふたりの「好き」に合わせて進化していくことでしょう。