中古マンションを購入しリノベーションするにあたって、多くの方が考えるのが将来的なライフステージの変化ではないでしょうか。結婚や出産、両親との同居、転勤……。実際にそのような状況になった場合、もとの住まいを売却したり賃貸に出すなどして“住み替え”をする方も少なくありません。では、住み替えを検討することになった際、比較的売りやすい・借り手がつきやすいのは、一体どんな物件なのでしょうか。
賃貸・売却に強い物件とは?知っておきたい5つのポイント
1 人気・有望のエリアや好立地のマンション
当然ながら重要なのが立地。郊外よりも都心部、下町よりもブランドエリアの方ほうが有利といえるでしょう。駅から10分以内で、住みたい街ランキングで上位のエリア…という「一般的に好まれやすいエリア」の物件は売却・賃貸しやすいと言えます。
ですが、そのエリアに住む人のライフスタイルによっては、必ずしも上記があてはまらない場合もあります。マイカーが一般的なエリアでは「駅に近い」ことが必ずしも必須条件にはなりませんし、また海の近くなど特殊なエリアでは駅よりも海辺に近いほうが物件価格が高くなる傾向にあります。
2 施工会社のブランドや管理体制がいいマンション
「○○建設の施工」「あの憧れの○○マンション」といった施工会社への信頼性やマンション自体のブランド力も、売却の際には特に有利に働く傾向にあります。
中古マンションであれば「管理体制」も注目されるポイント。大規模修繕計画などもチェックしておきたいところです。
3 ファミリー層に好まれる住環境・エリア
住宅購入で多い層と言えば、やはり子育てファミリー。「賃貸から持ち家に」という意識が高まるライフステージでもあります。特にお子様が就学前であれば、保育園が充実しているかどうか。入園待機の状況は?などが気になるポイントとなるでしょう。
地域によっては、お子様の通う学校の学区内の物件であることが転居先の必須条件にあがることも少なくありません。その他、行政の子育て支援制度が整っているか。自然や公園が多い、治安がよいなど、子育てに向くロケーションであれば、ファミリー層には魅力の高い物件になります。
4 奇抜すぎず、一般的に好まれやすいシンプルな内装
中古マンションのリノベーションは、自分らしい内装にできることが魅力のひとつです。ところが売却・賃貸ということになった場合は、あまり奇抜すぎる内装より、シンプルな内装のほうがより多くの方に好まれやすいと言えるでしょう。
コンクリートの梁をそのままあらわにしたハードな内装や斬新な輸入壁紙は、好きな方には「クールでおしゃれ」と人気ですが、「万人に受けする」とは言い難いデザインでもあります。白や木調などシンプルな内装のほうが幅広い人の感覚にマッチしやすいでしょう。
5 万人受けでなくても、一部の方にとって強く魅力的な物件は◎
上記のように「一般的に好まれるエリア・内装」であれば売り手・借り手がつきやすくなりますが、普通に探してもなかなか見つからないような希少な物件であれば、それを探している人にとっては価値が高いと言えます。
例えば、ペットと暮らすことを前提にした物件。仮に駅から離れた立地だったとしても、ペットと住むためのリノベーションの工夫が凝らしてあるとなれば、ペットと暮らせるお部屋を探している方にとっては非常に魅力的な物件となります。
すべてを満たす物件はめったに出ない。突出した魅力のある物件がおすすめ
いざという時に備えて、条件のいい物件を購入するのが理想的ですが、こうした物件は価格も高く、市場にもめったに出てこないのが現状です。物件探しの段階で すべてを満たす物件を探し続けていると、なかなか前に進めなくなってしまいがち。
「有利な物件」のポイントを踏まえつつ優先順位をつけるなどして、「人気エリア」「ブランド力のあるマンション」「住環境がいい」などひとつでも突出した魅力のある物件が見つかった際は、前向きに購入を検討していいと言えるでしょう。
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