コロナショックの住宅設備や工期への影響は?

コロナショックの住宅設備や工期への影響は?
コロナ対策

※こちらの記事は、随時、内容を更新していきます。

新型コロナ感染拡大の影響で、私たちの暮らしは少しずつ変化しています。
コロナ渦中の住まいづくりについて、「設備が手に入らない」「工期が遅れる」などのご心配をお持ちの方もいるのではないでしょうか。今回は、コロナショックが設備や工期にどのような影響を与えたのか、今後はどうなるのかについて、リノベる。の担当者がお答えします。

回答するのはこの人

リノベる。購買担当:長島 功(ながしまいさお)

大学卒業後、ホテル業界5年、ブライダル業界10年で社長室、人事労務、経営企画、新規営業、商品開発、新規事業開発等、多岐にわたり担当。
2016年に異業種からリノベるに参画。パートナー管理窓口、ショールーム長、事業企画部門等を経て、2019年4月より購買部門を担当。現在に至る。

リノベる。設計担当:安江浩(やすえひろし)

大学卒業後、設計事務所で戸建住宅の設計等を担当。様々な建築家とコラボレーションを経験後、オフィス什器メーカーにてオフィス設計に従事。
2012年リノベる入社後は設計担当として案件を担当し、現在は設計施工部門の管理職として現在に至る。

目次
1. 住宅設備へのコロナ影響は?
2. 納期が間に合わない場合は?
3. コロナ禍での商品の選びかたは?
4. 工期へのコロナ影響はある?

1. 住宅設備へのコロナ影響は?

Qコロナ影響で住宅設備に
どのような影響がある?

Aコロナ渦中の3月時点では影響が出ました。特に中国に工場を持つメーカーでは一部の生産が中断され、出荷するのに必要な部品が輸入できなくなったため、トイレ、食洗機、IHクッキングヒーターの入手が困難となりました。
その影響で、LIXILなどの国内生産の商品に需要が集中し、生産が追い付かなくなり、そちらも入手できない状況にありました。4月以降は徐々に回復しています。現状ではすべてのメーカー、すべての製品が100%通常回復しているわけではなく、ごくわずかではありますが一部の製品で納期遅延が続いています。ただし、夏頃には以前と同程度のサイクルに回復するのではないかと推察しています。

2. 納期が間に合わない場合は?

Qトイレなどの設備が
手に入るか不安。

A暮らしに必要不可欠な設備ですので、リノベる。では、パートナー企業と連携し、代替品をご提案しています。どうしてもご希望の商品がいい場合は一時的に代替品をご提供し、ご希望の商品が手に入り次第、交換工事の対応をしています。お客様のお引越しの予定やその後の生活に関わるため、お住まいのお引渡し予定が月をまたいでずれることがないよう各担当が密に連携して対応しております。

Qその他の住宅設備が
入手困難な場合は?

Aリノベる。のお客様では殆どありませんでしたが、例えば、IHクッキングヒーターなどの場合は、ガスが引ければガスコンロを仮で設置したり、卓上のIHクッキングヒーターで代用するといいでしょう。食洗機の場合は、その部分に蓋をして本体を設置し、食洗機を後付けすることが可能です。

Q代替品を設置した場合の
工事費用は?

Aコロナの影響による代替品の工事費用はリノベる。で負担しています。ご希望の商品が入手できた際に、改めて設置工事をさせていただきます。もし、代替品をそのまま使うことをご希望された場合は工事費用をお客様にご負担いただき、ご希望商品との間で差額が生じればお返ししています。

3. コロナ禍での商品の選びかたは?

Qどのように
商品が入手しやすい?

A需要が高い商品から流通が回復するので、特にこだわりがなければグレードの高い商品より標準仕様品の方が調達しやすい状況にあります。また、希望納期で入手できる他の商品の中からご希望の商品に似たものを選ぶのもいいでしょう。
コロナショックのように世界的な時事問題の場合、海外で部品を生産している商品より国内生産の商品のほうが影響を受けにくいですが、価格は高くなります。納期を優先するか価格を優先するかを考えて選ぶことをおすすめします。

Qその他の
住宅設備への影響は?

A緊急事態宣言が発令され各メーカーのショールームが臨時休業となりました。そのため、メーカーのショールームで直接、キッチンやお風呂、トイレなどの住宅設備の実物を見たり触れたりすることができなくなりました。
しかし、リモートでの接客や360度ビューで疑似的にショールームを見学できるなど、お客様とのコミュニケーションを工夫するメーカーも増えてきています。

4. 工期へのコロナ影響はある?

Qコロナ影響で
工期は遅延したか?

Aコロナ渦中の3、4月は、商品の入手困難などによる部分的な遅れはありましたが、全体工期の遅延は全案件の1割にとどまっています。その多くは建物側の事情によるものです。例えば、感染拡大防止の一環でマンション内への出入りが規制されたケースなどがそれにあたります。

Q全体工期が
遅延しなかった理由は?

A先ほどもお伝えしましたが、トイレなどの代替品をパートナー企業にて確保できたことは大きかったと言えます。加えて、リノベる。では、洗面台などをメーカー既製品ではなく造作することが多いので、影響を受けにくかったと考えます。
また、商社はもちろん、主要メーカーにリノベるの担当がおり、日々刻々と変わる状況を購買担当と設計担当が密に連携したことで、最小限の影響にとどめることができました。

Q工事や設計の
お打合せはどうする?

A設計のお打合せはオンラインでおこなっています。小さなお子様がいるご家庭ですと、ご自宅からオンラインでお打合せする方がスムーズな場合もあります。ただ、素材サンプルの確認などは送付が必要なため、少しお時間を要します。

コロナショック以前は、ショールームなどにお越しいただきお打合せをしていました。平日の夜や週末などをご希望されるお客様が多いため、ショールームの空き状況によってはご希望に沿えないこともありました。その点、オンラインでは比較的、ご希望の時間帯でのお打合せが可能となっています。

「Withコロナ」においてご心配も多いと思いますが、ご自宅から対応できることも増えていますので、安心して住まいづくりをご相談ください。

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